日常の裏に潜む異界への扉が高校生により開かれる、恐怖と謎の冒険譚。

この作品は、読み進むにつれ未知の路地が導く先へと引き込む不気味でミステリアスな雰囲気が魅力的ですね。特に、日常の中に突然現れる異質な空間と、それに対する高校生たちの反応がリアルで緊張感を高めています。友情が物語の緊張感を和らげながらも、ふたりの冒険心がさらなる危険へと導く展開が非常にスリリングです。

特に、路地の不気味さや、骸骨の山、そして謎の生命体など、ホラー要素が効果的に使われており、怖いながらも最後まで目が離せませんでした。

ふたりはどこに消えてしまったのだろうか……。その判断は次の読者にお任せします。素晴らしい作品をありがとうございました。

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