4000文字でしっかりと物語が完成されている、とてもよい小説でした。
描写も丁寧で物語のテイストにあっていて、台詞も小気味よさがありました。
作中の主人公は空が好きとことでしたが、ぼく個人は海が好きでして、自分で書く小説には大抵海が登場します。というのは完全に余談なのですが、今回この作品はテーマとして【空】があるとのことで、空というテーマからこういう引き出しを持ってこれる作者さんはなかなかにすごいなと。
小説を書くのに年齢は関係ないとは思いますが、自身の経験、読書量、執筆量が影響するのは間違いないと思います。今ですらこれだけ書けるのなら、今後もっとたくさんの経験、読書体験、そして書いては捨て、書いては捨てての執筆活動を通して進んでいけば、小説を書くということもちろん、それ以外の分野でも、すごいことになるんじゃないかなと、そう思った今日この頃です。
今回は読ませていただきありがとうございました。
とても貴重な時間をいただいた気がします。