★6題目「ラスボス」
KAC苦闘記録・とうとう6題目まで来ました。
【6題目「アンラッキー7」:ラスボスはラス前に来ましたよ】
オチも決まったことだし、あとは宴席回と締め回で終われば大丈夫! いけるいける!!
と、泰然自若で6題目を迎えた自分でしたが。
お題初見時の感想「なんじゃこれ」
……おそらく同じ感想を持たれた方は相当多かったと思われます……。
カクヨムにまつわる諸々のデータを集めておられる、柴田 恭太朗様のエッセイ「雑記・よしなしごと https://kakuyomu.jp/works/16816927859223023567 」。
こちらにKACの各種データもまとめられているのですが……参加者数データ集計によれば、第6回だけガタっと参加者数が減っていたとのことです。さもありなん。
( 参照: 「KAC20237 いいわけの集計データ https://kakuyomu.jp/works/16816927859223023567/episodes/16817330654615958345 」 → 「■参加人数は?」の項にて)
事実上6題目が、今回のKACのラスボスと言ってよかったと思います。
ともあれ。
このお題でどう宴席料理に結び付けるかは、当初だいぶ悩みましたね……。
異世界に「ラッキー7」の概念はそもそもなさそうなので、方向性としては「とにかく『七』にできそうなものをかき集めて、『不運』『不幸』に結び付ける」という方向性で考え始めました。
今回のシリーズで「不運」「不幸」といえば、主題のひとつにもなっている「レナートが毒で死にかけた」一件でしょう……で、まずはこれを「七年前」の「六月七日」に設定しました(本当は七月七日にしたかったですが、初夏の設定にしてしまったので、ちょっと時期的に無理がありました)。
しかし、それだけだとちょっと弱い。
次に考えたのが「会食の皿数をどうにかして七品ということにできないか」。
ですが、このシリーズで採用しているイタリア料理のコース構成は、基本九品。
難しいかなと思っていましたが、よくよく内容を確認してみれば、九品のうち二品はお酒(食前酒と食後酒)でした。ということは、飲み物を抜けばちょうど七品です。
ここで閃いたのが「七品のコースで主菜を二皿にしたならば、八品になって『呪いの七』を崩せるんじゃないか!?」というアイデア。
これ、思いついた時は脳汁出ましたね……。
「『呪いの七』を気にするレナートと、それを崩すラウル」の図式も瞬時に組み上がりましたし。
八というのも使い勝手が良い数字です。異世界だと漢字がないはずなので「末広がりの八」は無理ですが、「二の三乗」ではあるので、「対になる仲の良い何かの象徴」とすれば無理がない。
こういう瞬間がくるのが、即興お題の面白さのひとつですねー。
結果的に筋書きが(自分のKAC作としては)複雑になって、本文が5000字を超えてしまったりもしましたが……
それも含めて今回のKAC、この回がラスボスでしたねえ。
終わってみれば良き思い出です。
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