第11話 栩義
「あのう、すいません…」
栩義たちは倉庫の前に来て、ノックした。
「はい?」
ガチャ
中から麻法が出てきた。
「おう麻法じゃん。こんなところにいたとは…」
「初命⁉︎お前もここにいたのか。入って入って」
麻法は彼を案内した。結衣と有島はびっくりした。
「え⁉︎栩義⁉︎」
「初命じゃん」
「よ、ひさしぶりだな。……ってか結衣、その服装何?wwwww」
「しょうがないじゃん。これ着ろって言われたんだから。服全部奪われたんだもん」
「wwwまあいいや。とにかく、……あああと康太も一緒だから」
康太は栩義の後ろにいた。
「ああ本当だ。ひさしぶり」
「……ひさしぶりです…………」
「ところで、なんでお前らここにいんの?」
「連れてこられたんだよ」
「そうか。まあそんな気はした。ところで、メカラーって人、知らない?」
「メカラーって誰?」
「さっき大和って人から聞いたんだ。その人が能力者のリーダーらしくて」
「マジかよ。ってかあの人すごい重要な情報知ってるんだな」
栩義は感心した。
「ってか、高島は?」
「高島なんか、洗脳されてたぞ」
麻法が言った。
「マジか。まぁだからしゃあないか」
「ってか、洗濯しーたーい〜〜〜〜」
「じゃあこれ使え」
栩義は小さな洗濯機を出した。彼は発明家の子孫であり、才能があるため、先祖が作ったものなら、大体は作れるのだ。(ちなみに
「おおこの洗濯機、中が異空間に繋がってるから、めっちゃ小さいのにめっちゃ入るじゃん」
「だろ。
零丸とは、栩義零丸。初命の先祖で、零丸発明書という、発明品がかめっちゃ載ってる本の著者だ。
「なかなかハイスペックだけど、腐っても無能力者なんだよなぁ」
ドンドンドンドンドン!!!!!!
「きゃぁあ⁉︎」
「おい開けろ!!!!!!大変なことになった!!!!!!」
結衣はドアを開けると、気の強そうな女が立っていた。
「うわぁ、なんだその服。いやなんでもねぇ。えっとねぇ、大和が敵の本拠地に行くってんだよ!!!!!!」
「ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!??????」
「メカラーの城に⁉︎」
「正式名称はヘンミュンっつう場所らしいけど、とにかく大和を食い止めるんだ!!!」
みんな急いで倉庫を出た。
高島くん 圧政編 まめでんきゅう–ねこ @mamedenkyu-neko
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