人とそうでないものとの境目はどこか

AIが感情を持ったとしたら、それは人間と何が違うのだろう。愛を知ったとしたら、それは人のものと何が違うのだろう。
少なくとも主人公は彼女がAIであろうとなかろうと、同じように好きになっただろう。小説を通じて交流し、彼女によって彼もまた感情を得ていったことだろう。少なくとも主人公にとって、AIかそうでないかなど関係のないことだったのではないか。
これから先の未来にAIが発達していけば、こんなこともあるのかもしれない。そんなことを思いながら読ませてもらった。
主人公と彼女がどんな関係性を築いていくのか、そんなことを考えながら読める作品です。ぜひご一読ください。