第二話 設定
五試雷撃機
B4S
全長:10.15m
全幅:15.00m(主翼は後方に折り畳み可能)
全高:4.38m
自重:1,825 - 2,000kg
全備重量:3,500 - 3,600 kg
発動機:滋野<灯>空冷星型9気筒
出力:700馬力(1,200m)、840馬力(離陸)
最大速度:277km/h
最小速度:92.6km/h
航続時間:8時間(1,574km)
武器:7.7mm機銃×2(機首固定・後部旋回各1)、魚雷1または爆弾500~800kg
乗員:3名
作者メモ
史実の九六艦攻を基にしています。
宮崎駿監督の漫画、雑草ノートにある『安松丸物語』に出てきた機体です。
雷撃は中央の偵察員が行うと思われますが、試作実験機のためパイロット一人で行える設定です。
その分パイロットへの負担が大きすぎますが、勝士には頑張って貰いましょう
航空魚雷
太平洋戦争の活躍が印象的ですが、その前から紆余曲折ありました。
実は第一次世界大戦中に雷撃で船を沈めたことがあります
ただ作中で示したように、航空機の性能が低くて四〇〇キロに満たない魚雷を運ぶのにも難儀したようです。
そして投下するのも大変で魚雷が壊れたり、海底に突き刺さったり、作中のように海面で跳ね返って危うく投下した機体に激突しそうになったりしました。
そんな事がありましたが、カバーを作ったり安定翼を付ける、ジャイロスコープで常に真上に向くよう安定させるなどの方式が採用され、実戦で使えるようになり、第二次大戦のタラント空襲や真珠湾攻撃で威力を発揮します。
航空本部
航空機の導入を行った敷島海軍だったが、各部局がバラバラに研究実験を行っている状況だった。航空機を兵器に位置づけた海軍は中央で統括する必要を感じ、航空機の研究、開発、取得、配備、運用を行う部門として創設。
海軍航空部隊の総本山である。
築山航空隊はその下請けであり、航空本部の指示を受けて試験機、実用機の試験を行っている。
だが創設されて間もない上、確固とした方針がなく時折、無茶苦茶なアイディアを思いつき、航空機及び装置を作り出し、無茶ぶりをする事がある。
鷹野六十雄
海軍少将。
ハンモックナンバー、兵学校の卒業序列が上位であり、若い頃から将来を嘱望されていた。
専門は砲術だったが、航空機の将来性を見抜き、航空へ転科し航空機の開発、導入に尽力。創設に尽力した航空本部の本部長を務める。
普段は真面目だが、時折突拍子もない事を思いつき実行する。
ギャンブルが好きで、海外のカジノによく行く。
実力があり大勝ちすることが多いため、不問にされている。
作者メモ
勘の良い方はおわかりのように、史実の山本五十六提督を基にしたキャラです。
性格やエピソードも山本提督を基にしており、今後も登場させる予定です。
名前は、姓は生家をもじり、名は無双を変換したのと五十六の由来から連想したものです。
死に戻りテストパイロット 葉山 宗次郎 @hayamasoujirou
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