第3話 初めての
肌に何か当たっている。気持ち悪い。
夜目を開けるとパパが私の上に覆いかぶさっていた。今日はママが仕事で居ない日だった。
私はなにも理解出来ないまま、胸や下半身に伝わるゴツゴツしたパパの手に、されるがままだった。怖くて抵抗もできないし、涙も出てこなかった。この行為の意味は知っていた。だからこそ、少しずつ濡れてきている自分が嫌だった。
「気持ちいい?」
パパが何回も何回も聞いてくる。当然気持ちいいわけがない。
「りあちゃんもうびしょびしょだよ?」
パパの太い指には私の愛液がべっとりついていた。そのせいで私が感じているんだとパパに勘違いさせてしまった。もう何分だったんだろう。とにかく時間が長く感じる。
「パパもう我慢できないよ」
やばい…、入れられる。私はそう察した。怖い。どうしよう。
15歳の女の子の歪んだ話 ノンフィクション @Te_ru05
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