第31話 俺、1人です。王城に着きました。③

倒れたアーラル王女は10分程して、起きあがった。


「迷惑をかけてしまったわね‥‥。」


少し冷静になったようだ。


「私のバカ、バカ、バカ、バカ、バカ、

バカ、バカ、バカ、バカ、バカ、バカ、

バカ、バカ、バカ、バカ!」


やっぱり、ダメだった。


「アーラル王女、私は大丈夫ですから、安心してください。」


「ホント?」


「もちろんで、ございます。」


「ううっう、うぅ〜。」


と、突然泣き出すアーラル王女。

もう、情緒がグッチャグチャだ‥‥。


「安心してください。アーラル王女。」


「‥‥うん、分かった。」


‥‥なんか、凄い疲れた。


「それより、倒れておられましたがご気分は大丈夫ですか?」


「‥‥えぇ、大丈夫よ。」


歯切れが悪い。


「でも、‥‥そうね‥‥いずれは‥。」


そう言って、アーラル王女は決心したような顔になって、


「サウス、私は今からあなたに大切な話をします。」


えっ急に?


「どうされましたか?」


「あ〜、でも、やっぱりぃ。」


どっちだよ!


「お話されたくないのであれば、私は大丈夫ですよ。」


「サウス〜。」


そう言いながら、俺に抱きつくアーラル王女。


もう、なんか、怖い。

どうしようもなく。


そんで、また、力が強いし。

折れんじゃない?


「アーラル王女もう一度、言いますが、この状況は」


その言葉を遮るように

「やっぱり、話す!!」

と、話すアーラル王女。


えっ、俺は今、王女がそんなに決心しないと話せないようなことを聞かせられるのか?


‥外堀、埋められてる?





今回、短くてスミマセン。




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お嬢様と妹のどっちか選べ?ちょっと、無理です。 WOULDYOU @dottisotti

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