人と人との繋がりは時として脆く、時として強固なものである。本作品は、その繊細な繋がりを「手紙」という古典的な媒体を通して、見事に描き出している。海中都市と陸地、二つの異なる世界に生きる二人が織り成す言葉のやり取りは、現代社会における孤独と繋がりを巧みに表現している。作者の静かなる哲学と、人間の内面を深く掘り下げる力に敬意を表する。
新着レビューから気になって読ませていただきました。どこかほっこりする手紙のやりとりに、心が癒されます。手紙、いいですね。やっぱり、手紙でないと伝わらないことってあるなぁって思いました。
ほっこりとあたたかい気持ちになりました。二人の手紙のやりとりは、とても短い文章なのですが、くすっと笑ってしまう言葉やもらったらきっとうれしい!言葉で満たされています。このやりとりをまだのぞいていたい…そんな気持ちになります。
お互いに年齢も容姿も分からない二人の文通(?)が始まる瞬間って良いですね。これからどんな展開になっていくのか、「壁」ならぬ「波」となって見守っていきたいです。