「大人の童話」でもなく、「子供の童話」でもない。
すべての人に読んでもらいたい素敵な物語です。
夢のなか(もしかしたら現実)でいろいろな種族や動物たちと出会い、お話しをする中で、今置かれている状況を見つめなおすセイジ君。
その心の移り変わりが主なテーマではあるのですが、私がとても好きなのが小熊のセリフのチョイスと、登場するバス停の名前です。
可愛らしく、ユーモアがあって幻想的。
もしかしたら子供の頃みんなが一度は訪れ、この物語に住む住人たちに出会っているのかもしれない。
そんな懐かしくて、優しくて、メルヘンな世界をぜひ体験してください。