あらすじ・プロット

大まかな予定

 本作は現地民と比較して圧倒的な能力差を持って行われる様々な善行・悪行を描いていく物語である。


冒頭

 メナ・シンケクリメノ・アトモ、神の都合の良いように創造される。

 自身が日本人であると思い込まされた状態(情報を入力)で創造された後、神々への演出として異世界転生物で良くあるような神との邂逅シーンと転生の経緯などを説明する。

 あまりににも死に際が酷かった為に精神を保護する目的で記憶を消したこと。

 死んだときの行いが自ら(神)の目に止まった為転生することにした事が語られる。

 メナ・シンケクリメノ・アトモ、神の都合により湧き点を通して世界に現れる。

 メナ・シンケクリメノ・アトモ、神(間接的には神々も)が面白そうな展開になるように色々と手を加えられている。

 神はメナ・シンケクリメノ・アトモの成長過程を楽しみたい模様。

 神は必ずしも読者にとって又は作者にとって善性である行動を取る事によって、楽しいと感じるような感性を持ち合わせていない模様。


※神の存在はこの時点でどの様な存在であるかは表現しない。

※メナ・シンケクリメノ・アトモと邂逅している神は、神(恒星爵)である。


第一章

 メナ・シンケクリメノ・アトモはバッティキ・ファルディと呼ばれる数え切れない程の湧き点が存在する広大な森の中に現れ生きていく為に行動をしていく。

 メナ・シンケクリメノ・アトモが出現した場所はバッティキ・ファルディの最深部の中央付近。

 自身の能力を感覚で把握する。

※設定に書かれている能力はゲームの様なスキルではなく、メナ・シンケクリメノ・アトモが出来る事を言語化し説明したものと、その強さは数値化したもの。

 森の中で魔物との戦い。

 メナ・シンケクリメノ・アトモがこの異世界に来るに当たって通過してきた湧き点が、メナ・シンケクリメノ・アトモの知性に反応して魔物を生み出し、メナ・シンケクリメノ・アトモは現れた魔物と済し崩し的に戦闘に突入する。


 人並み外れた身体能力と示現によって獲得している回復魔法や神聖魔法を駆使して魔物との戦闘を行うメナ・シンケクリメノ・アトモ。

 アスリートの中でも特に身体能力が優れている程度の能力を保持しているメナ・シンケクリメノ・アトモは、その力を使用しつつ魔物との距離を保ちつつ、神聖属性の魔法を使用して魔物を倒す。


 メナ・シンケクリメノ・アトモの知性レベルの高さと周囲のエーテル濃度によって人外の領域にあるメナ・シンケクリメノ・アトモでも苦戦していしまう程の魔物がポツリポツリと出現する。

 メナ・シンケクリメノ・アトモが出現した湧き点から次々と現れ溢れてきた魔物達を駆逐しつつ森の中を移動するメナ・シンケクリメノ・アトモ。

 そうこうしているうちにエーテル濃度が低いバッティキ・ファルディの森の外縁部分へと移動していく。

 この辺りまで来ると、湧き点から現れる魔物の強さも、メナ・シンケクリメノ・アトモの知性レベルが高いとはいえ落ち着く為、メナ・シンケクリメノ・アトモは余裕を持って対処することが出来る様になる。が、その反面メナ・シンケクリメノ・アトモのような人外では無い存在にとっては、メナ・シンケクリメノ・アトモの知性レベルによって引き上げられてしまった魔物の強さに苦戦する、バッティキ・ファルディを探索している者たちがいた。


 バッティキ・ファルディは魔物素材や森に存在する稀少な素材などを求めて探索者が分け入る場所である。

 森の外縁であれば比較的安全に探索をし素材を持ち帰ることが出来るのだが、その日は運悪くメナ・シンケクリメノ・アトモが存在していた。

 メナ・シンケクリメノ・アトモの知性レベルの高さによって魔物の強さが引き上げられたという結果も有るが、どちらかと言ったら神が娯楽を求めた結果、通常の知性レベルの上昇以上の能力強化が施された魔物が、バッティキ・ファルディの森の外縁に現れてしまう。

 これによって通常の探索者達が強い魔物に襲われてしまう事態になってしまうのだった。


 森中を素材を探しながら歩いている五人の探索者。

 それに守られる形で奴隷の少女が荷物を持っている。

 強い魔物に襲われる探索者達、最初の内は抵抗を試みるものの魔物の強さが異常だということに気付く。

 探索者達は奴隷を魔物の餌にして逃走を図る。

 五人の探索者達は奴隷を餌にする事でその場は逃走できたが、森からの脱出は叶わず絶命。

 一方魔物の餌にされた奴隷はメナ・シンケクリメノ・アトモによって救われる。

 だが、魔物によって殺されかけていた奴隷の少女の身体の状態は酷いものだった。

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