第7話 近づく明日
「おりゃぁ!!!!」
教室へ戻るとやけに騒がしく、あっちゃんに「なにがあったの?」と聞いてみると、窓を割って脱出しようみたいな事になったらしい。
「なんだ、この窓全然壊せねーぞ?」
「壊さなくても普通に窓開ければベランダに行けるんじゃないの?」
「それが窓開かなかったんだよ、」
と言う。これもゲームの支配者?の仕業でなにか細工がされているのかな?と思った。
それにしてももう、夕方だ。確実に明日に近づいてきている。
一応デスゲームの説明?だけかもしれないけどまだ油断出来ない。もしかしたら開催されるかもしれないし、また被害者が出るかもしれない。嫌いな人ならまだしも、友達が死ぬのは勘弁だ。
もしかしたら今頃支配者がデスゲームの準備やってるのかなぁ?
「くそっ!!、ダメだ…。」
どうやら、このまま明日を迎えることになるらしい。
一体、こんなデスゲーム?を考えたバカはどこの誰か見たくなってきた。
それにしても放送室にあったあのパソコンの内容が気になる。「絶対許さない」「復讐してやる」もしかしたら、このクラスの誰かに恨みを持っているのか、でもそしたらわざわざ全員を巻き込む必要もない。だとすれば、このクラスの全員に恨みを持っていると言うことか。
そしたら、私にも恨みを持ってる…!?
急にちょっと怖くなった。
とにかくもう一回放送室に行こうと思う。
—あの支配者?みたいな人を殺せば、終わるかもしれない——
「あっちゃん、ちょっと行ってくる、」
1年1組 虹なん @niziirodesu
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