総務の仕事
「創立10周年を記念して、社名、社章、ロゴ一切を一新することになったのは知っての通りだ。大変だが、総務部門にとっては一世一代の大仕事だ」
ある日、職場の上司が朝礼で話し始めた。
「ヒロシ君、君には社章のデザインをぜひ担当してもらいたい」
「え?」
「入社試験の時に君のデザイン画をたくさん見せてもらったよ。いいじゃないか。現代的なセンスと伝統的な意匠が共存している。会社のイメージを伝える斬新なデザインを考えてくれたまえ」
ヒロシは慌てて否定した。
「いえ、僕は……。僕には無理です!」
「そんなことはない。君のデザインを見ていると、何ていうかこう、
ヒロシは絶叫した。
「あんたに責任とれるわけないだろうー!」
(完)
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