第2話勤務

最近は、フルダイブで死ぬ(脳死)するやつが少なくなったと被害をまとめた表を見て感心していた。初めのころは、動くことすらできないような奴らとやっていたので

成長を感じていた。作られた当時は、年間死者が400人が下回ることはなかった。

だが、今では年間死者が100人になっている。あれもこれも全て、第二世界の創造者のおかげだが。皮肉なものだ、創造者に殺され創造者に救われる。

と自分の部屋のアラートが鳴り響く。このアラームは、第二世界にモンスターが出現したときのみ鳴るようになっている。エキスパートには、携帯を手に取り通話を開始する。

「こちらWM、モンスターの規模と出軍メンバーを教えてくれ。揃い次第出軍、モンスターの討伐を実行する。」

そう通話相手に指示を出す。

<へーい、今回の出軍メンバーはWM、ST、SSだ。モンスターの規模はB-だ。

たいした強さではないが油断は許されない。>

「OKだ。」そういって通話を終了させた。B-といえば、日常的に戦ってきた。

みんなの感覚に合わせていうと、喧嘩みたいなものだ。

(リーダー今回の規模と作戦を)話しかけてきたのは、STだ。

「モンスターも規模は、B-だが油断はできない。気を引き締めていけ。」

全員があつまったので作戦会議を始める。

「まずは、僕とSTで正面で戦う。モンスターのスキをみて、SSはスナイパーで援護する。」シンプルな作戦だが、今は精密な作戦を立てる時間はない。

向こうの人間も一度死んだら戻らないのだから。

「作戦を開始する。全員が無事に帰って来れるように全力を尽くすぞ。」

その場に(おおおお)といったやる気の雰囲気ができあがったところで、全神経を

「A doua Lume」に何百本というプラグに接続し、ログインを開始する。

ログイン後にモンスター付近にテレポートするように指示し、ログインを始める。




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第二世界  DC.MS.WM @Mousouzoku_Harukiti_01

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