17 殺戮者の道


「なんとか……倒したか」


 俺は大きく息を吐き出した。


 正直、学園内でいきなり戦いを挑まれるとは想定外だった。

 能力者と出会う確率が、少しずつ上がってきているんだろうか。


「頼もしい主だな。人を殺すことにまったく迷いがない」

「それでこそ悪魔を従える者だ」

「――ふん」


 俺は悪魔たちを一瞥し、鼻を鳴らした。


 とにかく今は、生き残ることを最優先しよう。




 そして――俺の学園生活は続く。


 まだまだ能力者は世の中にいるのだろう。


 俺が思っている以上に、多く。


 神や天使、竜、悪魔から『力』を授けられた者たちが――。


 これから先、俺はそいつらと出会い、またかかわっていくんだろうか。


 また、凄惨な殺し合いになるのかもしれない。


 だけど、俺は必ず生き残る。


 この力があれば、気に食わない者はいくらでも殺せるし、俺を殺そうとする者もすべて返り討ちにできる。


 してみせる。


 俺はこの力とともに、今まで通りに生きていくだけだ――。


          【暫定ですが完結】






後書き

カクコンだめでしたー! 応援してくださった方、すみません!

松本戦まででいったん終了して、次にまたコンテストがあったときに再会するかも……(´・ω・`)

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