10月20日(木) 8:15
「――というわけで、今月号の校内新聞でーす!」
朝。部長が大きめの声で言いながら掲示板にはりだすと、ちょうど登校してきた生徒たちがざわつきながら記事に目をこらしていた。
「おっ、『5分探偵』の記事だぞ」
「また5分で解決したのか。すげえな」
飛び
「いやー、
「
……これでよかったんだろうか。
俺には正解はわからない。何が正しくて、何が間違っているのか。そんなもの、俺には判断がつかない。
だけど、確実にいえることはひとつだけある。
「おーい、ニュースニュース! 『5分探偵』がまた昨日、事件を解決したらしいぞ!」
そう。
今日も、平和な学校生活は続いていた。
ファントム・ミステリー 今福シノ @Shinoimafuku
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます