深夜のファミレス、愛する彼女であるあや羽さんとデートする男性のお話。
紹介文の通り、確かにかなしい人のお話、ではあります。あるんですけど!
思った以上に悲しすぎるというか、このどうしようもないどん詰まり感がなんともすごい。
彼が救われる日は来るのでしょうか……。
彼の救われる優しい世界であれば、誰も悲しい思いをせずに済むけれど……。
最初から好感度がマイナスというか、読んでて本当に「こっ、こいつ……!」ってなっちゃう主人公の造形が好きです。
彼と関わる人はいろいろたまったものではなさそうですけど、でも彼だって彼なりに、自分が正しいと感じる世界を生きているわけですもんね……ううう……。
あまりにもダークネスな愛のお話でした。