所詮他人事かもしれないけど、寄り添ってくれる他人は必ず居るはず

モラハラを受けていた友人が死んだ所から始まるこのお話。
とても重く、読んでいて苦しくなるくらい胸が締め付けられました。

夫からのモラハラ、義両親からの酷い仕打ち。

逃げたくても、逃げるお金もない。逃げる所も無い。行政も助けてくれない。

でも、『ある所』に、彼女に寄り添ってくれる人達は居た。

人の悲惨な境遇も、『所詮他人事』かもしれないけど、それでも寄り添ってくれる他人というのは必ず居るはずなのです。
どこかに救いがあるはずなのです。

それがリアル社会なのか、ネット社会なのかは人それぞれだと思います。

読んでいて苦しいけど、この様な事は本当にある事なのだと思います。
そういう仕打ちを受けている人間に何が出来るか考えるきっかけにもなりました。

私はただ寄り添う事しか出来ないと思います。
でも、それでもいいんじゃないかと思うんです。

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