端的に魅力を伝えるなら
*人間味溢れるキャラ達に心を揺さぶられる
*文章が洗練されている
*人と人の繋がりが意識されている(1つ目と被るか もしれないが主人公だけが輝いてるのではないところがホントに好きなんだ)
*ロマンもある、義理と人情もある、打算もある、だがプライドもある。
*男心をくすぐられるし、セリフはクサイことも言ってるのにめちゃくちゃカッコ良いところが好きだ
もっと言いたいことはあるけど、自分の語彙力じゃ、これが限界なのが怨めしい。
心に染みるキャラのたたせ方、無理矢理な悲劇の背景なんかはなくとも環境によって堕落した人が前を向いて進むようなストーリー、仲間のために自分を文字通り殺してながら役目を終えたとある徴収された平民達、侮辱されながらも僻地で行き場を無くした人を救いあげる姫と敵国の騎士、騎士として職人として様々なものを背負う苦労人、イキイキと皮肉や冗談を飛ばし合いながら1つの作品を完成させる職人達、主人公を支える商人妻、刀に魅了されて人生が変わっていった人達の歩む道、これだけじゃないたくさんの魅力の詰まった作品を描く作者様全てが好きだ。
世には魔剣、聖剣がある。
怪しく美しく輝き光り持つ者の心や運命を弄ぶ超越の技巧の代物達。
しかしながらそれらを作った者達について描写されることは殆どありません。この作品はそこに焦点を当てた作品。
良い剣を作りたい! その一点で量産される魔剣、聖剣!
暴走する職人魂!
世の中の混乱なぞ知ったことか、良い物を作りたいんや!
と、超越の剣を作り続ける暴走職人達が愛らしく面白い。
暗い感じになりがちな職人の話ですがこれはそんな部分は全くありません。お前ら止めろと心の中で叫びながら読む作品。
熱き職人魂を追体験したい貴方。これを読むと良いですよ。
久々に寝不足にされた作品です。
転生チートやハーレムみたいなものはありません。
腕は抜群、ネジは外れているが気の良い職人たちの
様々な刀剣製作を通して描かれる現地もののヒューマンドラマ、といった感じです。
兎に角、各登場人物が生き生きしてとても魅力的で、
それを描く軽妙でありながら緩急に富んだ文章が
時に面白おかしく、時にしんみりさせてくれ読んでいてとても気持ちが良いです。
各刀剣毎のオムニバス的な側面もありながら、
それぞれのお話が上手いこと接続されており、ストーリーの出来も素晴らしいです。
こういう作品があるからカクヨム漁りはやめられません。