小難しい話だけが良い小説ではない。ジャンルや読み手は様々。その読み手に対してどう訴えるかが話の妙というもの。本作は子供はもちろんのことだが、むしろ凝り固まった大人に読んでいただき、脳細胞を解してもらいたい。きっと書けないと嘆いている物書きに一服の清涼剤を与えてくれるだろう。
甘い感じのタイトルをいい意味で裏ぎってくれる、捧腹絶倒のSF。(^^♪やさしい文章の随所に博識&ユーモアのピースが仕掛けられています。作者さんと一緒に、ダイナミックでスケールの大きい夢を見ましょう。