最後まで楽しめる

本作は、題のとおり『ほんとうに学年一位は存在するのか?』という謎を中心に展開された物語で、そのひとつの謎に読み手を飽きさせず、最後まで楽しめます。

本作がミステリーなのか恋愛なのかはさておいて、謎が作品にあるとき大概読み手は頭の中でその種やら結末を推測するものですが、本作は見事に裏切られました。

また恋愛要素としてはタケウチとミドリの十代の初心な感じがでて、シンプルかつ簡潔な文体と相性が良く、スラスラと読めました。

最後まで楽しめる作品です。是非。