話外 しんこんりょこう 大団円
私は名を伏せし女神。この星最強の大地母神……だった。今は再就活女神。
……はあああ(深い溜め息)。
社会的立場が圧倒的に強い聖王国セントジョーンズの司教と、依頼対象の妻で私に迫るほどの強さを持った元祖の吸血鬼の二名を攫い、二重身と入れ替えた。
ここまでは、良かった。
ここまでは。
……。
なんで、私って、こんなにお調子者でそそっかしいのだろう。
こんなだから大事にしていた星神の認証たる『玉璽』を無くして、あげくに星の大地母神の座を奪われてしまうのよ。現在の大地の神とか、私の下僕だった子よ?
いや、あんなのどうでもいいわ。今ならいつでもボコってしまえるし。
下僕だった頃の頑張りから慈悲で見逃してあげてるだけだし。
伊達にレベル35兆じゃないからね、私。あの出来事の後、悔しさをバネに復権を見据えて各世界をめぐり、深き迷宮をさまよい、超絶鍛えたから。
本来、星の管理神などレベル300億で十分だし、ぎりぎりを頑張るハードモードを楽しみたいならその三分の一、レベル100億からでもやれないことはない。
ただ、いつも調子に乗って勢いだけですべてを台無しにしちゃうのが私。
……嫌な思い出が一つ、リフレインされたわ。
あるとき私は、己が一族の血脈を神格化し――地上の神を僭称した狂人王と、それに従う国民に罰を下した。大地母神として地震を下賜してやったのだった。
人間たち、調子に乗ると住むとこ無くなっても知らないわよ、と。
そうしたらどうなったと思う?
地震は思ったより大きくなってしまった。力の配分をうっかりミスったのよ。あのときの私のレベルは450億。星の管理神推奨レベルよりも少々高めだった。
そのせいなのだろう。
地震はびっくり大津波を引き起こした。
愚王の国が丸ごと洗浄壊滅および塩害災害、あと私の神気で少なくとも1000年間は不毛の土地となってしまった。もちろん人間含む国内すべての生命が死亡。
あーちょっとやり過ぎたなぁと、てへぺろしたところ――
隣で見ていた海原の神が白目を剥いてばたーんと卒倒。大空の神は私の下した人類への罰に恐怖のあまり、この星の衛星に隠れて一ヶ月くらい日蝕になったっけ。
あのときは後処理が大変だった……。
私は、三柱で星を治めるという契約でこの星の神として就職したのだった。
そう。
神は職業なのだ。
就職募集要項に、今回の募集する管理神は三柱で行なうって書いてたし。
私が就業する時期は治める星が極端に減った就職氷河期で、なりふりかまっていられなかった。だってニートとかないでしょ。能力があるのに社会的欠格者とか。
先にも触れたが当時の私はレベル450億であった。管理神は、単体でもレベル100億あればギリ可能。何が言いたいかというと、ホントは私だけで治めたかった。
だけど、就職氷河期で、しようがなくて。
でもまあ、ウッカリ星神の認証たる『玉璽』を無くして――というか盗まれたのかもしれないんだけど、星神の資格を失って無職女神に堕ちたのは事実。
もちろん直後に力づくで『玉璽』と神としての立場を奪い返しても良かった。
だけど、それだと民心を得られなくなる。神は人気商売なのよ。というか地震津波の失敗に玉璽を紛失する痛恨の失敗、これに更に玉璽奪還戦争など起こしたら周囲から邪神認定されて二度と女神として再起が叶わなくなってしまう。邪神なんて、人間社会で言うヤクザやテロリストなどの犯罪者と同じだからね……。
……ともあれ。
まずは力をつけるべく自己を鍛え直し、その上で再就職のため我らが主神さまの御在所へ直談判に訪れたのだった。もちろん面会予約したわ! 社会神としての常識ね! まあ、ずいぶんとロリロリしい幼女なお姿に変わられてたけど……。
主神さまは、こうおっしゃった。
――僕の大切で愛おしくて堪らない子を、楽しませてみない? って。
なるほど。お気に入りの子を楽しませる、ね。ふむふむ、エンタメをご所望と。
うん、ダメだ。集中力が霧散する。
気になってしようがない。
スラッとした中性の、世界の最強主神がなんで乳臭いロリっ子になっているのか。
なんで? 前のほうが格好良くて良かったのに! もったいない!!
それが気になり過ぎてロクに詳細も訊かず、それよりも成功報酬が大地母神の復権と聞いて二の次を入れずに契約に頷いてしまったのだった。
それで、どうせなら命がけの方が楽しいと思うので(死んだら死んだでそれで良し)そう言ったゲームを企画して主神さまの
今更だけど、
まずは落ち着くこと。あせらないこと。
約束事をするときは、契約内容の隅から隅まで頭に入れてから契約すること。
何が大丈夫で、何がマズいかよく理解すること。契約内容の曲解もときにはOKだが、そのリスクもちゃんと理解すること。最大事項、相手を怒らせないこと。
……やっちゃったわ。
どうやら決して触れてはならない逆鱗に触れてしまったようで。
ロクに契約の詳細も聞かず、
本当に、知らないままでいられればよかったのに。
私がゲーム中にその
ゲロ吐きました。神経性ストレスを発症し、胃がでんぐり返り、ゲロゲロー!
全身から嫌な汗が噴き出て、しかも寒気が止まらなくて。腹痛までオマケ付き!
激しい頭痛、目まい、悪寒、震え。
でもゲームは始まってしまったし、もうどうにもならなくて。
誰に向けてか、土下座ポーズに近いヒキガエルみたいな格好でうめく私。
だって主神さまの
それで、結局のところ。
えーと……この世界の主神さまより
命乞いしてます……。
◆◇◇◆◇◇◆
「すまぬのじゃー! でも主神さまの
「その口調で、ホントにすまないと思ってるのかなー?」
「思ってる、思ってますのじゃー! 命乞いしている時点で心の底から!」
「にゃー」
「あっあっ、か、身体が縮む!? 反省してるのじゃ! どうかご慈悲をっ!」
「お前も幼女になるにゅ。そうねー、にゃあとお揃いの3歳児幼女ねー」
「縮む、縮む……ど、ど、どうしてそのようなご無体まで……!?」
「そのほうが、お尻叩きやすいから」
「そんな! 混沌さまにスパンキングされたら私、死んじゃいまする!」
「んー? 幼女にいい大人の女がお尻叩かれる姿、想像してご覧なのよ」
「それはそれで羞恥心で死ねまする!」
「でしょー?」
「こ、混沌さまの奥方に手を出したのは、心より反省してるのじゃよ……」
「うんうん、それで?」
「……あう」
「じゃあ、いくよ。ちゃんと手加減はするから。む、お尻すべすべだね♪」
「生まれて幾星霜、幼女姿でまさかの尻むき出しスパンキングだなんて……」
「にゃはーっ♪」
はい、みなさんこんにちは。いつも元気なカミラです。
えーと、今、何をしているかというと。
ドラキュラ伯爵の城の――勝手にプチダンジョン化させた自室にて。
偽物マリーとえちちして、本物のマリーが帰ってきて、それで再度えちちして。
それで何度も百合百合しちゃって。やっぱりえちちはマリーが最高にゃし。
元凶の堕女神の尻をぱーんするのを忘れていたので、探知して捕まえて。
それで会話からもわかるように幼女化させて、尻をぶったたくところ。
前世世界では実の子でも折檻は虐待とか言うようになったけど。
ここ、世界が違うから。それにこの堕女神は姿こそ幼女になったけど中身は齢ン億歳以上の年増女だから。のじゃロリもここまでくると大したものよね。
ぺちぃ、ぺちぃ、と尻を叩く。
音は可愛くても、威力は星が砕けるくらいのもので。
その一撃は超重力によりロッシュ限界を迎え、砕け散る星の如く。
「痛い! 痛い! ごめんなさい! ごめんなさい! 痛い! アッー!」
「もっとやっちゃうよ。マリーに手を出した罰はこんな程度では終わらないにゃ」
「……当のカミラは私の偽物に(性的に)手を出したけどね」
「それは言わない約束にゃ、マリー! だって、マリーとちゅっちゅしたかったのにどこかへ行っちゃうもん。神さまが用意してくれたゲームは始まっちゃうし!」
「まあ、許してあげるけど。愛してるから」
「ありがとうにゃー。にゃあもマリーを一番に愛してるにゃ」
「……痛い痛い痛いっ。お尻が爆発する! 混沌さま、叩く力強すぎなのじゃ!」
「じゃあ代わりに、お前のお尻の穴に指を突っ込んであげよっか」
「ひっ。前言撤回! 尻叩きでご勘弁願うのじゃ! それだけは!」
「遠慮はいらんにゃー」
「アッー!! それだけはー!! 反省してるのじゃー!! 助けてー!!」
いや、やらないけどね。何が悲しくて出すところに指を入れるの。
ア〇ルでイっていいのは可愛い男の娘だけで十分。私がプレゼントしたイルカの玩具で遊ぶアーカードちゃんとかね。羞恥まみれでイク彼女とか、うふふ。
えっちな男の娘は見てるだけで楽しいわ。
そんなこんなで、夜も明けて。
私をはじめとして、マリー、二重身マリー、ロリ女神と、みんなでお手手繋いで、大広間へ行きましょうね。ホントは捕縛した状態でも良かったのだけどね。
「おはようみんにゃ! 今日も朝の太陽の光が気持ち悪いねー!」
「ああ、お嬢ちゃん。おは……え、なんかお嬢ちゃんの奥さん増えてねぇ?」
「それも大事ですがこの娘はどなたです?」
一番に反応したのは聖王国セントジョーンズの聖騎士、カッシュだった。次いで反応したのは魔族司教のズヴァルトピレン。他のみんなもこちらに注目してくる。
「二重身ゲームは、終わったにゃ」
「お、おう? ……え? 終わったのか?」
「私たち勝ったのー!?」
「そうだよー、ランちゃん」
「お、おめでとう、ございます……カミラさま……」
「け、経緯を詳しくお聞かせ願えませんか」
「もちろんにゃ、ズヴァルトピレン」
私は彼らに説明した。
昨晩、二重身の訪問を受けたと。
本来なら夜間の二重身訪問は=死と同義であった。
が、彼我の力量差を感じ取っていた二重身は最初から白旗を振った。ちなみに無駄に抵抗して私以外を襲っていたら、たとえ次の日に封印が成されても後日必ずお祖母ちゃんに頼んで個人所有の地獄に叩き落すつもりでいた。懲役49日の刑である。
で、逆に(性的に)二重身を食べて。
ついでに元凶の堕女神も捕まえて、お仕置きしてと私は語る。
現在、堕女神はロリのままで、めっちゃ可愛い日朝系魔法少女なロリドレスを着せられている。恥ずかしくて今にも羞恥悶絶死しそうな表情が最高である!
あと、ね……。
「ひうううっ、ごめんなさいなのじゃ! それやめてたも! スイッチ切って! 反省してるのじゃ!
「にゃあ以外に外せない拘束具をみんなに見えないところにセットしてるにゅ。着用者はなんと呪いでちんちんが生えてくるの。女神なのに男の娘の爆誕にゃし!」
「ヤベェ……どんな拘束具か聞きたいところだが聞かないほうがよさそうだ……」
「というか神さまを捕まえてしまうのって凄いよねー!」
「いや、そうなんだが……それ以上に女神さまが現在進行系でエラい目に会ってる」
「んー? 何をされてるのー?」
「ちょっと男の娘向けの聖女殺しをねー。ランちゃん、お尻に興味あるー?」
「男の娘なのに聖女だと……。なんか怖いからお嬢ちゃん、そこでやめような?」
「にゃはっ」
「こ、混沌さま……酷いのじゃ……ああウソウソ、深く反省してるのじゃ! スイッチはダメダメああああっ、キモチイイが止まらなくなっちゃううううう!!」
「……で、こちらがお嬢ちゃんのホントの奥さまであると」
「はじめまして。マリアンヌ・ハーロット・スレイミーザと申します。魔帝カミラの正妻、つまり皇后です。短いお付き合いでしょうが、お見知りおきを」
和気あいあいと挨拶を交わす。
大団円。
その後、私は二重身と堕女神の処遇を彼らに伝えた。
二重身は私とマリーの影武者役として連れて帰る。どっちにしろ咬んで眷族化しているので連れて帰ることに変わりはない。表には出さないが、側室の一人となる。
堕女神は私の神さまを呼んで引き取ってもらった。一応、興味があればだけどお祖母ちゃんの擁する300の世界の星のどれかを管理する紹介状を持たせる。
男の娘用聖女殺しはバイブスイッチ兼取り外しキーを神様に渡しておいた。
「名もなき女神も、それ、好きに楽しんでね。癖になると思うから」
「そんなの無理なのじゃーっ! あ、神さま、そのスイッチダメダメ、アッー!」
二重身ゲームは、たった2日でクリアとなった。短かったけどそれなりに楽しかったので良しとする。マリーはちょっと残念だったけれどね。
本物のディロン司教も復帰し、ゼロ日目にヤられてしまった伯爵も復帰する。
終わり良ければ全て良し!
聖堂騎士カッシュとディロン司教は改めて神器による蘇生の立会人を務め、見事ドラキュラ伯爵の奥さん(氷漬け保存)が蘇生するのを見届けた。
そうしてドラキュラ伯爵が奥さんとの約束通り、咬むところも見届ける。
伯爵に咬まれた奥さんは彼の眷族になり、みるみる老婆から若返って……若返りまくって……何処まで若返るのか。結局生理も来てないような幼女にまで若返ってしまった。見た目……うん……7歳くらい? 白髪が銀髪に。白内障を患う瞳が血の赤色に。伯爵をはじめ、カッシュもディロンも私もマリーも『ええーっ!?』となってしまうも、奥さん当人はとても満足そうだった。なんでも初めて伯爵と出会ったときの、初恋の思ひ出の姿だそう。また世界にロリが増えたよ! やったね!
ダークエルフのランちゃんとはよい遊び友だちになれた。彼女は呪術師で、霊媒師でもあった。内緒だけど色んなヒト(死者)を霊媒で呼び出して遊んで楽しかった。なお、呼び出されたヒト(死者)には私の世界の最高級ワインを渡しておいた。みんな酒飲みだったらしく、また呼んでくれとご機嫌だったと付け加えておく。
咎者エルフのテスは二重身ゲームが終わってからというもの、ずっと顔面蒼白で今にも死にそうな顔をしていた。私の想像魔法『不思議な第三惑星』による鑑定ではテスは種族的には咎者ではあれど、物心つくかつかないかの幼女の頃に親に異世界へと逃されて生き残ったとあった。まあそれでも処刑対象なのだけれども。
なので、選ばせることにした。
1つ目。今すぐ自殺すること。
2つ目。堕女神の使徒になること。
3つ目。私の眷族になること。
要するにハイエルフだからダメなのであって、種族を変えてしまえば良いわけで。
自殺か、使徒か、吸血鬼か。
彼女が選んだのは、堕女神の使徒だった。
あの女神、そそっかしそうで苦労が絶えないと思うんだけどね。まあいいけど。
虎獣人のガイラは、実は伯爵領のとある集落に住む同胞の病気見舞いに行くつもりであったらしい。その途中で堕女神に拉致られたと。なので早々に伯爵城を発っていた。別れ際、せっかくなので魔力を注入すると素早さと体力と体幹が最大で3倍になる腕輪をクリエイトしてプレゼントしたら驚くほど感謝され、お礼に虎獣人の初めての生え変わりの牙を手渡してきた。タイガーアイという石と一緒に加工して首飾りにすると猫族なら誰でも仲良くなれる極秘のアクセサリの作り方を教えてくれた。
ズヴァルトピレン魔族司教と護衛騎士の魔族ゴーレムのロ・アンは穏やかに……私から海鮮料理のレシピを聞き出しまくって私が辟易した。この司教、美味しんぼ世界から転生したのではなかろうか。とても満足そうだったのでいいけどさ。
ロ・アンは私の箱庭たる惑星エメスのロリゴーレムしか頭になくて、これでは仕事にならないのではと思い、ロリゴーレム画像と動画データをまとめてプレゼントしたらゴーレムなのにちょっとトイレへと出かけて3時間くらい帰ってこなくなってしまった。その間、彼(彼女?)が何をしていたかは、誰も知る由もない。ひとこと言えるのは、帰ってきたロ・アンはスーパー賢者モードになっていたとだけ。
忘れてはならない強烈な個性の謎精霊、ラ・ダは封印から解放されて一番に私とお遊戯な踊りを楽しんだ。くるくる二人で踊ったよ。結局のところ彼(彼女?)がなんの精霊なのかわからずじまいだったけど、マイペースに世界を楽しんている姿には好感を持てるので細かいことはどうでもいいかなと変に納得した。
さて、さて。
私はマリーの手を取った。
マリーは私の手を恋人繋ぎにした。
見つめ合う私たち。
そして、想いを込めて甘くキスをする。
「……ねえカミラ」
「うん」
「次はどこに行くの?」
「ミステリーしんこんりょこうなので、わかんにゃい。でもそろそろ神さまが迎えに来て、次のイベント地に連れて行ってくれると思うよ」
「次は、静かなところがいいわ」
「にゃあ、それは良いアイデアだね」
「それで、ときを忘れて……二人、深く深く愛し合うの」
「うんっ」
「ふむふむ……そういうことでしたら、リスリジェアスちゃんが管理していた惑星の、1つ目巨人遺跡が良いかもですねー」
「「神さま」」
「あそこ、誰もいなくなってですね。それでも何らかの手を加えないと他の世界の良からぬ輩が住み着きかねないのでどうにかしないとなぁと思っていたのです」
「ねえねえ神さまー」
「はい」
「にゃあたち、しんこんりょこうなの」
「知っていますよー」
「はたらきたくにゃーの」
「はい。ですが誰もいなくて、しかも遺跡とはいえつい最近まで巨人が住んでいて保存状態も良くて、孤島なので邪魔も入らなくてしかも龍脈が通っている」
「ダンジョンを作って欲しいのにゃ?」
「カミラ、ダメよ」
「好きに改造してにゃあたちの別荘にしても良いなら、そこに」
「カミラ……もう。あなたワーカーホリックの気があるわよ。気をつけてほしいわ」
「にゃあとマリーだけの、秘密の別荘にゃ」
「ホント、もう……」
「話は決まりましたね、では、次はそこにしましょうね」
新婚旅行は家に帰るまでが新婚旅行である。数日後、私たちは新しい目的地に出発していた。リスリジェアスが管理していた惑星の1つ目巨人たちの遺跡。さて、どんなダンジョン化させようかな。私とマリーの、秘密の別荘だものね。
ただ、どうやってここにいるのかわからない、自称11万3千歳のロリエルフとの邂逅が穏やかな新婚旅行を台無しにするのだけど……これはまた別の話。
「アリスは!? わらわの未来の夫のアリスはどこじゃ!? アリスー! わらわとセックスじゃ! ズコバコセックスしたいのじゃ! 子作りしたいのじゃー!」
いや、アリスって誰よ。武闘大会優勝者のあの子のじゃないよね。そもそも生存時代が違いすぎるし。というか男に飢え過ぎじゃない? このロリエルフ。
私たちは引き気味にこの変なエルフと関わりたくないなぁと思いつつ、セックスセックス子作りとアレな発言を連呼するヤリモクロリエルフを眺めるのだった。
【お願い】
作者のモチベは星の数で決まります。
可能でしたら是非、星を置いて行ってくださればと。
どうぞよろしくお願いします。
【祝、完結】
当物語は話外を含めてこれにて完結です。
みなさんありがとうございました。
転生バンパイア幼女は冒険なんてしたくない 五月雨一二三 @samidareiroha
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます