この作者さまの「口撃のヤマト」を先に読んでから、こちらを読んだのですが、テイストが全然違う……。
あまりにテイストが違うので、くらくらしました。
こっちはギャグ!
ちょっと下ネタも入る!(ちょっとね)
ギャグのスピードが早くって、すいすい先に読めます。
主人公は……、初めはいたいけな七歳。と思ったら、次話では三十七歳。おっさんになっとる〜!
そしてこの主人公、とことん主人公になりたくない。
「魔王軍がせめてきた!」
お茶のんでる。別に討伐にいかない。
ヒーローっぽい事は面倒くさい。
戦いたくない。
そんなんで良いのか〜!
しかし、その、とことんおっさんで、非積極的なところが、読んでるうちに快感となる不思議。
キャラに筋が通ってるからです。
そして、変わったナレーションも、どんどんクセになっていきます。
ただのギャグじゃない。
ストーリーもしっかりしてます。
伏線回収もあります。
ただのおっさんだった主人公が、最後のほうは、痺れるくらい格好良く見えてきます。
なんでかって?
それが、この作者さまの上手なところ。
主人公に、「まっすぐな熱さ」があるからです。それはね、表に見せびらかすものじゃないの。
じっくりつきあって、やっと見えてくる漢の熱さなのよ。
ぜひ、最後まで読んでほしいなあ。
最後のほうにある、ある男との会話が、とくに好きです。
おすすめですよ。
ぜひ、ご一読を!
前に数話読んでいたのですが、新連載が始まり、そちらの方を読ませていただいておりましたらば(何語?w)そちらの方にサブロウ君が!
コメントで、こちらの最終話を見れば分かりますよーっと言われたのですが、久しぶりに続きから読むと、面白くて面白くて、結局一気読みしてしまいました!
ダンの『氏名・使命』の話とノリは似てますが、こちらのほうがギャグのスピード感が素晴らしいのと、色んなオマージュに思わず突っ込みたくなりますw
そして、最初から最後までヒロインの扱いが酷い!拷問って(^_^;)ヤバ
ってかヒロインの性格が酷いから仕方ない?ってか結局リリスがヒロインでいいの?←w
あっ、少しお下品なとこはありますが、稲中ほどではないし(←何と比較しとんねんw)ギャハハと笑える感じで、とっても楽しく読ませていただきましたー!
あ〜面白かった〜(*´ω`*)
数話読めば、きっとわかるでしょう。いえ、エピソードタイトルだけでわかるかもしれませんが……この作品、ぶっ飛んでいる!! これは作者様も、さぞかしぶっ飛んだヤベェやつに違いない!
と思いきや、あれれ? コメントにいただくお返事から垣間見えるのは、丁寧なお人柄。
……とまあ、大変失礼なことを申しておりますが、そうなんです、ただのぶっ飛んだ人が書くぶっ飛んだお話よりも、ちゃんと書かれたぶっ飛んだお話の方が、一般的に面白いと思うんですよね(漫才で頭イイ人がボケると面白いの理論)
だから、メインキャラクタがやる気のないおっさんと性格う◯こマンな堕天使という組み合わせでも、出オチで破綻することなく飽きずに面白いのです。それはいわばジェンガの最終形態のような、絶妙のバランスで。
そしてこの作品は、一人称ではなく、三人称でもなく「ナレーター」さん。だから状況を的確に淡々と解説する……なんてことはなく、たまに適当になったり、サブロウくんとコントしたり。そのうち「中身」が出てきちゃうんじゃないかと心配になるような、人間味のあるユニークな地の文もお楽しみください。
主人公は至って冷静なのですが、それ以外のキャラや描写全てが勢いに乗っています!
初期時点でネットショッピングの次元飛び越えバージョンをあっさりと説明するあたり、すでに主人公の苦難が目に見えてしまって胸が苦しくなりました。
そしてさらに買われた相手も悲劇としかいいようがなく、サブロウが常識人なのが、胸の締め付けに拍車をかけてきます。
サブロウを買った相手もひどいはひどいのですが、どこか憎めないキャラをしているのが、ちょっとズルいですねw
比較的早くタイトル通り時が経つのですが、すっかり達観したおっさんになっていることでさらに涙を誘ってきます!
涙なくしては読めないそんな物語ですが、みなさんもぜひ読んでみてください!