第3話 後悔した日

僕は激しく後悔していた。

「なぜ名前しか聞かなかったんだろう。」

グイグイ行く人だと思われたくなかったこと理由だが…

LINEとか電話とか聞いてもいいだろう。名前だけなんて…

僕は臆病なだけかもしれない。

家に着いてから、ずっとこの調子でごはんも喉を通らない。


あの人はバラ園の近くに住んでいるのだろうか。

あの人はいつもバラ園に来ているのだろうか。

あの人は何が好きだろうか。

あの人は…

あの人は…


と考えるだけ後悔が激しくなる。

とりあえず、今は寝て落ち着こう。


と思い、ベッドに横になるが、全く寝れる気配がない。

しかし、少し落ち着いてきたのか、1つの解決法を思い浮かんだ。


明日バラ園にもう一度行ってみよう。


そう思ったあとの記憶がない。

朝の4時を過ぎていて眠くないはずはなかったのだった。

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好きだから、私はあなたを殺したい 知美 @mi369

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