この世の善意のバトン掴んで願いを引き継いでゆけ

作りが上手い。テンポよく話が進んでいく。
書き出しがいい。
「その核コア、大事にしてね」
本作の鍵ともなっている。
主人公が核保護委員会の仕事につく動機にもつながっている。
下車するとき、タイトルにもあるコズミックラテがでてくる。
この男は就職のために上京したのか。
でも憧れの核保委員ってなだろう。
手のひらの核?
コズミックラテ?
いろいろな謎を読者に与え、読み進ませていく。
読み切りとして、充分面白く楽しめる。
読後の希望に満ちた明るい感じが、面白かったと思える。