ぴくせル。

 いつものバス停にて――




「絶品肉まつりっ!?」


 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。




「ロッテリアが四月三〇日かえあ五月九日まで絶品肉まつりを開催」




「肉まつり……いい響きよね~……」


 ハンバ~ガ~の画像を見ながら、




「絶品ベ~コンチ~ズバ~ガ~とトリプルベ~コントリプル絶品チ~ズバ~ガ~? トリプルが二回はいってるケド、これであってるのかしら? 商品名」


 タワ~のようになったハンバ~ガ~の画像を見ながら、




「いいわね。もっと沢山つんでくれないかしら?」


 画像を見ながら、そんな事を言っている隣では、




「コカ・コ〜ラがゲ〜マ〜むけフレ〜バ〜を!」


 イブキがゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。




「ピクセルあじ? ピクセルあじってなんだろぉ〜?」


 そんな事を言いながら、続きを読み進める。




「ピクセルってゲ〜ムがめんのドットのコトだよねぇ〜? そのアジって??」




「ことしのはじめにウチュ〜のアジとしてスタ〜ライトがはつばい。ケンキョでショ〜チョ〜てきなピクセル――ラズベリ〜のフ〜ミ?」




「ぜんぜんソ〜ゾ〜できないや」


 記事を読みながら、そう洩らす。




「とりあえずプレイにシュ〜チュ〜できて、おなかへらなくって、トイレもと〜のいて、アタマがさえて、シカイがクリアになってくれればマンゾクかなぁ〜」




「なにそれ? 伝説の霊薬かなんか??」


 隣で聞いていた月夜がそういうのだった。

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無価値つゥ~。 HAWARD・project @gfa9981

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