第12話 オマケ
イルに案内されて子供は背中をカトレアとレモンに押されて浴槽に案内されていた。
「そこの角を右側に曲がってそこです」
「さあ、主君の裸を舐めてあげるよ♪」
「主様の綺麗にして今夜は寝かさない~ぞ♪」
「そんなにおしたら、あ、危ないよ」
よだれを垂らしカトレアは[ぐへへ]と笑い声が聞え、レモンはベットの上でのかなりアウトな妄想に真っ最中で子供の声も聞く耳を持たなかった。
そして・・・ズテン
「え?」
「ん?」
「はにゃ?」
何の音だと思って、イルとカトレアとレモンは同時に見たら、
「・・・てえ」
下で子供が転でんいた。
「!?」
同時に真っ青になりカトレアとレモンは固り冷や汗を滝のように流した。
直ぐにイルは近寄って、
「あらら、大丈夫ですか」
「だ、大丈夫・・だよ」
起き上がり子供は鼻を押さえていた。
カトレアとレモンの後ろで、
「ほほう」
冷たい目で魔夜が立っていた。
「2人が愛しき主様の事を考えた事は良しとしますが、この状況はどういう事ですか?」
「お、怒らないで」
「しかし、愛しき主様・・・まったく・・」
殺意むき出しで魔夜は聞いて、子供は抱きつき魔夜にお願いして、怒る気が失せ諦めた様子で魔夜はレモンとカトレアを見た。
「今回は愛しき主様の寛大なお心遣いに感謝を忘れない事、数日の影の中の謹慎で許します」
「御意」
「はい」
厳しい口調で魔夜は言うと、素直な返事をカトレアとレモンして、そのまま影の中に吸い込まれるみたいにはいて行った。
正直に奇妙な光景だった。
ここにサマエルが居ない事に気づくと、
「あれ?サマエル姉様は?」
「イルさんもいないからお酒でもとか言ってました」
「な!」
「お酒を底なし沼たいに飲むから止めないと!」
真面目な顔の魔夜は話して、慌ててイルは走って行った。
ふっと魔夜は考える姿勢で、
「そういえば・・」
「愛しき主様の名前は?」
「あれ?」
「言ってなかったけ・・・僕はテイジ・クンユウだよ」
「私の愛しき主様はテイジ様」
テイジと名乗ると、胸に両手を置いて魔夜は嬉しそうにした。
にっこりと魔夜は、
「では、お風呂に行きましょう♪」
「え・・タオル巻いてくれるよね?」
「いいえ、タオルは邪道ですので、裸で隅々まで愛しき主様をご奉仕します♪」
嫌な予感がしてテイジは聞いて、魔夜は首を振って微笑んだ。
真っ赤な顔でテイジは、
「だ、だから・・・」
「先程の演技見事でしたよ」
「い!?」
にっこりと魔夜は言うとテイジは[ギク]と驚き顔をしていた。
実は先程のこけたのは身の危険を感じてテイジはわざとだった。
「私はあくまでメイドなので」
「では、まえりましょう♪」
ゾクゾクとテイジは感じて逃げ出そうとしたら、いつの間にかお姫様抱っこされ浴槽に向かった。
外では薔薇の花びらが落ちた。
※ ※ ※
お店から魔夜がでた後に店の奥から、白髪の白いタキシードを着た青年が、
「やれやれ、あなたがここまでのお節介とは、フレイ君も妬いちゃうな」
「ん?」
金貨の横のカードを見た[今は幸せか?]と書いてあった。
店の片隅で背もたれしてる黒い長髪のコートを着た青年が煙草をくわえ、
「なるほどな、ずーと、彼女の事はあの方が気にしてたからな」
「僕達の主様は慈悲深い方もの♪」
無表情で仮面を付けた執事が頷いて、更にもう1枚のカードを出した。
「そっか、あの方のオーダーか」
「介入し未来の変革か・・・ククク、面白い」
「ここには居ない同胞にも知らせないと、楽しみだな♪」
クスクスと笑い仮面の執事が以外は店からでた。
仮面の執事は店の奥に戻り机の上に『初心者の簡単なゴブリン召喚本』が置いてあり、この本の作者名はCronosだった。
end・・・
キャラクター設定
テイジ・クンユウ
攻撃魔法の名家の公爵家に何らかの理由で地下に閉じ込められた子供、周りの者からは攻撃魔法の才能が無いことでこの家に置くのは、一族の恥さらし扱いで、ある意味一番敵に回したくないです。
魔夜[マヤ]
子供の事を愛しき主様と慕っており時折、子供がいた元いた世界ので様子を見せる事が好き。
レモン
レモンはサキュバスの魔夜の複製体でビキニメイド服を着た、大胆な性格です。
カトレア
カトレアは堕天使の魔夜の複製体で落ち着いたメイド服を着たボクっ娘で狙った獲物にはSです。
名前の由来はレモン、カトレアは花言葉です。
イル
イルはサマエルに使えるメイドで小悪魔です。
サマエル[邪女神]
以前までは黒いローブを着て居たが家だとお風呂後はバスタオルを巻いてる。
テイジを魔界に連れて。
本編 テイジ編・プロローグ YUKI @46067
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