/29




 それからというもの、男性は全ての『生命』を大事に大切に愛おしく扱うのでした。



 草や木、花や虫…、機械や物にたいしても同じように大切に愛おしく扱います。




 そして、そのモノの生命が終わると、「ありがとう」と手を合わせました。




『私は、きみが大事だよ。』



 そう声にせずとも、伝わってくる姿に、声なきモノたちは自然と、彼の元へ集まるのでした。





 そんな姿を、何回もなんかいも見るうちに、自然と少女も手を合わせるようになりました。





 そんな2人の姿に、ネコも「にゃー」と鳴くことでしょう。







「にゃー。」


「私はキミが大事だよ。」












  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

にゃーと鳴くネコ 花田 護(はなだ まもる) @denden_katatumuri

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ