最終話b.大学生活とそれから
「せーんぱいっ」
大学の廊下で、後ろから声をかけられるのと同時に首に抱きつかれて、どんっと衝撃がきた。
「こはるか」
背中に当たる胸のサイズで、ではなく聞き慣れた声で相手を判断して名前を呼ぶ。
「今帰りですよね、一緒に帰りましょ?」
こはるは今年大学一年の新入生で、俺は四年のモラトリアム最終年生。
同じ大学に通えるのは今年度だけだ。
まあもう秋だから正味あと半年しかないけどな。
あー、働きたくねー。
なんて言ってても仕方ないので、こはるを剥がして並んで帰り道を歩く。
大学の構内を抜けて正門にたどり着くと、見慣れた車を発見した。
丁度友人を大学まで送ってきたようで、発進してしまう前にコンコンと窓をノックしてからドアを開ける。
「お疲れ~」
「お疲れ~、じゃないわよ。ってこはるも」
「葵先輩、お疲れ様です」
助手席に乗り込んだ俺と、それを見て後部座席に乗り込むこはるで阿吽の呼吸である。
「どうせこのまま帰るだけだろ?」
「まあそうだけど」
「それじゃあ帰りにスーパー寄って、三人で夕飯にしましょうよ」
「んー」
と渋る素振りを見せる葵だが、結局こはるに押し切られて車のギアを入れスーパーへとハンドルを切る。
俺とこはるとの関係は二年前から変わらず、俺と葵との関係も変化はなく、こはると葵の関係だけが他人から知り合い、そして人懐っこい後輩に懐かれている先輩と変化していた。
ちなみに俺とこはるはたまにこうやって葵を捕まえて三人で食事をしたりしている。
これがお互い月一とかでしか会えないなら二人で一緒にいる時間を大切にしようって話になるかもしれないが、ほぼ毎日会える環境にあるからな。
あとこはるがいつの間にか葵になついているのも、葵がそれを受け入れてるのも、俺と葵が似た者同士なことを考えたら自然な流れだったかもしれない。
むしろ最近は、俺の知らないところで二人が仲良くなってる気がするので、もしかしたら俺の知らないところで二人で遊びにいってたりするのかもしれない。
まあ人間関係ってそんなものである。
「葵先輩は卒論順調ですか?」
三人でコタツを囲んで鍋をつつきながら、こはるがそんなことを聞く。
豆腐うめー。
「んー、あとは教授にOK貰えば完了かな」
「伊織先輩はどうですか?」
「聞くな」
「内定決まってるのに卒業できなかったら笑えないわよ」
「わーってるよ」
実際、そこまで切羽詰まってるわけでもないので年を明けてから教授に土下座するほどじゃないかなと思ってはいるけど。
かと言って余裕で構えてられるほど出来上がってもいないけど。
「留年したらもう一年同じ大学通えますね」
「だからしねえって」
もう一年遊んで暮らすのは魅力的だが、そのために無駄になる学費と生活費を考えると流石に気楽にイエスとは言えない。
あと就活もう一度やるとか絶対に嫌である。
「こはる、一つ忠告しておく」
「はい、なんですか?」
「卒論は一番優しくて楽な教授を選べ」
「うわぁ、いつになく真剣な顔とセリフ」
マジで、これを前提に研究室選びしてなかったら今頃卒業の目処が立ってなかったかもしれないという実体験である。
俺がこの大学生活で得た一番の学びかもしれない。
駄目人間すぎるって?
うん。
「まあどうしてもやりたいことがあるなら止めないが」
「それは無いので忠告はちゃんと聞いておきますよー」
ならよかった。
「でも先輩が卒業しちゃうと気軽に会えなくなって寂しいですねー」
「伊織は就職もこっちでしょ?」
「葵先輩は実家に戻っちゃうじゃないですか」
「まあそれはねー」
俺は実際に会わなくてもオンラインで一緒にゲームできるのでさほど困らないが、まあ寂しいと言えば寂しいのかな。
「葵先輩も、もう一年大学生しましょうよ~」
「もってなんだ、もって」
という俺の抗議を無視して身体に縋り付くこはるを、葵が左手でよしよしと頭を撫でる。
まあ右手はあいも変わらず鍋をつついて肉を運んでいるんだけど。
俺も肉食お。
「卒業してもたまに遊びに来るから」
その約束は果たされるか怪しいなとなんとなく思ったが、ツッコんでもしかたないので心の中にしまっておく。
「あと伊織にイジメられたらいつでも飛んでくるからね」
「その場合、葵はどうするんだ?」
「えっ、右ストレートでぶっとばすけど」
「こわっ」
目がマジである。
まあイジメたりなんてしないけどさ。
「そんじゃ、またねー」
「葵先輩もう帰っちゃうんですか?」
「今日は週ノルマやらないといけないから」
というのはネトゲのウィークリーミッションみたいなものである。
俺もあとでやらんとなー。
「それじゃ、ごゆっくりー」
「おう」
部屋から出ていく葵を見送って、ガチャンと玄関のロックをかける。
「さてそれじゃどうするか」
夕食もゆっくり済ませたのでそこそこいい時間だ。
こはるを送っていくかどうかで、そのあとの予定も変わってくる。
「伊織先輩、今日泊まっていってもいいですか?」
「家にはちゃんと言ってあるか?」
「それなら大丈夫です、お母さんには伝えておいたので」
「ならいいぞ」
「やたっ」
こはるは大学生になっても実家暮らしなので、外泊するのは親に伝えるというルールがある。
まあ実家から通える範囲ならわざわざ家を出る必要もないよな。
「それじゃ先に風呂でも入るか?」
「そうですね、一緒に入りますか先輩?」
「いや、入んねーよ」
絶対にノゥ!ってほど強い否定じゃないけど、それはそれとして裸で付き合うのはベッドの上だけで十分かな。
ある程度の羞恥心と距離感は保ったままの方がお互いにいい感じに過ごせるんじゃないかと思っている。
まあこれは、俺とこはるのあいだでの話で、他の対人関係ではケースバイケースだろうけど。
「相変わらず伊織先輩はケチですね」
「ケチとかそういう尺度の話ではないと思うが。こはるがどうしてもっていうなら入ってもいいぞ」
「んー、やっぱりやめときます。のぼせたら困るので」
のぼせるほど何をするのかと言われれば、ナニをするんですね。
「ん、それじゃあいってら」
「はーい」
ということで、洗面所へ向かうこはるを見送った。
「ただいまですー」
「おかえり」
ドアが開いて戻ってきたこはるは、なぜか服を着ずにバスタオルを巻いていた。
いつぞやの葵じゃあるまいし、こはるはちゃんと風呂上がりに服を着る族の人間なのだが今日は事情が違うらしい。
「伊織先輩、着替え貸してください」
「自分の分はどうした」
パジャマくらいなら部屋に置いてあるはずだが。
「新しいのにしようとして持ち帰ってからそのまま忘れてました」
ならしょうがないか。
「好きなの使っていいぞ」
「はーい、ありがとうございます伊織先輩」
「んー」
返事をしてゲームに視線を戻すと、こはるが後ろから声をかけてくる。
「着替えてるあいだはこっち見ないでくださいね」
「俺の見えないところで着替えればわざわざ見ないぞ」
着替えるところを見られるのって結構恥ずかしいよね、ということで配慮をしたわけだが、背後からごそがさと着替えて俺の視界に戻ってきたこはるは上にワイシャツしか着ていなかった。
「パンツはどうした?」
「ちゃんと履いてますよ?」
それはパンツじゃなくてショーツ。
イントネーションでわかるだろって話だがこはるは明らかに質問を曲解して答える。
「こういうの嫌いですか?」
「まあ嫌いではないが」
むしろどちらかと言えば好きな方だ。
「ならこのままでいいですね」
「好きにしろ」
俺のシャツはサイズが大きいので、実際は裾で下半身もある程度のところまでは隠れているのだが本人が履いてると言うので下着はちゃんと履いているのだろう。
こはるの前に突き出した胸からウェストを絞る物がないのでカーテンみたいになっているがこれはこれで。
そんなこはるがソファーの隣に座るわけだが疑問がひとつ。
「ちゃんとブラジャーしてるか?」
「もー、伊織先輩は相変わらずえっちですね」
「どちらかと言えば、着けてないなら着けるように促そうと思っているわけだが」
「気になるなら、触って確かめてもいいですよ?」
と差し出された胸は、下着の形が見えない気がするがワイシャツの生地的に判断が難しい。
「んー、やめとくかな。風呂も入ってないし」
胸を揉んでそのまま流れで押し倒すなら、やっぱり風呂に入ってからの方がいい。
「じゃあお風呂入りますか?」
「そうだな」
そうと決まればゲームを中断して腰をあげようとすると、なぜかこはるが俺の肘を取って腕を絡めた。
「どうした?」
「なんでもないですよ?」
という言葉と笑顔とは裏腹に腕はがっちりホールドされている。
あと胸が当たってるけど、やっぱり下着つけてない気がするな。
まあこはるが気まぐれなのも、俺が困らない程度に俺を困らせるのが好きなのも知っているのでわざわざ理由を問うたりはしない。
腰を上げるのは諦めて、そのまま空いてる方の手で髪を撫でた。
外で頭を撫でようとすると拒否されたりもするが、風呂上がりなら問題なかろう。
実際に、こはるは満足そうだ。
「こはるの明日の講義は朝からだっけ?」
「そうですね」
「講義の前に一旦帰るか?」
「んー、一限だけならそのまま行っても大丈夫ですかね」
二限が空いてるからその間に帰るってことか。
多少は手間だけどありっちゃあり。
「じゃあその分朝はゆっくりできるな」
「はい、夜更かししても大丈夫ですよ」
なんて笑うこはるもすっかり大学生らしい生活リズムが身についていて、日付かわるくらいの時間でもよく遊んでいる。
「そういえばもうすぐ年末ですねー」
「まだ早くないか?」
まだ秋なので、二ヶ月くらい時間がある。
「もー、わかってないですね。予定を立てるなら早い方がいいんですよ?」
「あ、そういう話?」
個人的に年末って言ったら引きこもってゲームする期間な訳だが、こはるが大学生になったので泊まりで旅行なんかも行こうと思えば行ける訳である。
実際夏休みは海行ったしな。
あの後日海水で髪がガビガビになる感覚は二度と思い出したくはなかったけど、それはそれとして楽しくはあった。
「どっか行くなら冬休みよりも春休みの方が長いけどな」
というか大学生の春休みは滅茶苦茶長い。
「なら両方遊びに行けばいいじゃないですか」
「たしかに」
冬休みは高校と大差ない期間だが、それでも一泊二日で旅行に行くくらいの日程は取れる。
「それで、どっか行きたいところでもあるか?」
「んー、温泉とかどうですか?」
「あー、悪くないな」
寒い時期にはぴったりだし、スキースノボーなんかよりは楽なのもある。
「どこか行きたいところとかあるか?」
言いながら、テーブルの上のタブレットを取ってブラウザを開く。
温泉地と言っても日本中に山ほど候補があって逆に困るくらいだ。
「どうせなら有名な所が良いですよね」
「土産話にするならそうだろうな」
友達にどこどこ言ってきたなんて話をするなら名前でピンとくる方が良いだろう。
熱海、別府、草津とか。
まあ俺にはそんな話する相手はいない訳だが。
「ふたりの思い出なんですから、覚えやすい方がいいじゃないですか」
なんて言われたらくすぐったいけど一理ある。
「あと近い方が良いですよね」
「じゃあ草津かなー」
ということで目的地は決定。
ブラウザに目的地を打ち込んで、一番上のホテル案内サイトを開く。
「部屋に温泉付いてるような場所もあるんだな」
「それって、私と一緒に入りたいってことですか?」
「まあそうだな」
一緒に温泉に入りたいかと言われれば実際入りたい。
「伊織先輩えっちですねー、さっきは一緒に入らないって言ってたのにー」
「そもそも一緒に入らないなら一緒に行く意味あるか?一緒に映画館行って別々の映画見るようなもんだろ?」
「そこは出た後から話せばいいじゃないですか」
それは楽しいのか?と疑問に思う。
実際やってみたら楽しいのかもしれないが、少なくとも今ここで想像してみてもさっぱりピンとこないわ。
葵なら同意してくれるかなー、この気持ち。
「伊織先輩がそんなに一緒に入りたいなら、部屋に温泉付いてるにしましょうか」
「そこまでは言ってない、いや言ったかもしれないが若干ニュアンスが違う」
「まあいいじゃないですか。楽しみですねー伊織先輩」
まあ、一緒に温泉というシチュエーションに惹かれないと言われれば嘘だけどな。
「それじゃ予約するか、こはるは講義何日までだっけ?」
「23日ですね」
「わりとどっちでも行けそうだな」
年始の講義開始は9日とかからだったかな。
年末と年始と、俺はどっちでも予定はフリーなので、こはるの希望を聞き取りして年末に決定。
タブレットを一緒に覗き込みながらどこがいいなにがしたいなんてやりとりをするのは中々楽しかった。
「温泉入ったら一緒にコーヒー牛乳飲みましょうね」
「それって銭湯じゃね?」
「じゃあ温泉入ったらなにするんですか?」
「んー、卓球とか?」
「それも楽しそうですねー」
まあ実際にそういう施設があるのかはわからないけど。
いや、調べれば出てくるのか?
「ところで、結構金額するけど大丈夫か?」
予約画面の金額はバイトしてれば払えないような高額じゃないが、確認しなくても余裕なほど低額でもない。
こはるがその金額を改めて確認する。
「奢ってください、伊織先輩」
「まあいいけど」
「えっ、いいんですか?」
「自分で聞いといて驚くなよ」
「だって結構高いですよ」
「だからだろ?」
急に数万円の出費は困るだろうという判断である。
あとホテル選びにいくらかの俺の希望が介在していて、そのせいで代金が高めになっていることも理由の一つだが。
まあ一番の理由は気まぐれだけどな。
「じゃあ伊織先輩には沢山お礼しないとですね」
そう言ってこはるがいたずらに笑う。
その具体的なお礼というのがなんなのかわかるのはもう少し先のことなのだが、具体的には秘密ということで。
「それじゃあそろそろ寝ましょっか」
旅行の予定を決めてからお風呂に入って、それからゲームをしたりテレビを見たりで時間はすっかり日付が変わっていた。
朝九時からの講義に間に合わせるならもう少し個人的には余裕があるが、朝の準備は俺よりこはるの方が時間がかかるので素直に従う。
パチンと部屋の明かりを消して、先にこはるが入ってたベッドに潜り込む。
そろそろ肌寒くなる季節だが、布団の中にふたり入るとまだ十分に温かい。
初めて同じベッドで寝たのはいつだっただろうか。
こはるがうちに泊まりに来るのはもう日常だが、こうやって隣に寝るとまだ異性がすぐ近くにいることを意識する。
まあ恋人同士なんだからそれでいいんだろうけど。
ある程度は意識していた方がだらけ過ぎずに良い意味で緊張感を保てるんじゃないかな。
これが同棲、結婚って話になったらどうなるのかはわからない、その時はその時ってことで。
「伊織先輩」
「どうした?」
名前を呼ばれて身体を向けると、隣でこはるもこちらを向いているのがわかる。
そのまま顔を寄せるとおでこがこつんと当たった。
「今日は、しないんですか?」
「しないってこういうことか?」
ベッドの中でこはるの胸に腕を伸ばして揉むと、「んっ」と小さく吐息が聞こえる。
相変わらずでかい。
「えっちしたいならもっと早く言えばよかったのに」
俺だってしたくない訳じゃない、というかしたい方ではあるけど、だからと言って毎回押し倒したらそれはそれでバランスが悪いかなと思ったりしているのだ。
あと誘ったら普通にこはるに断られることもあるしな。
人間関係って難しい。
「別にしたいなんて言ってませんけど」
なら別にこのまま寝ても文句ないよな、なんてことは言わない。
かわりに、顔を寄せて唇を合わせる。
そのまま舌を入れると、こはるも同じようにしてきて口の中で絡み合う。
それは性的な快感と更なる欲求を生んで、こはるの吐息も熱を帯びていく。
お預けのお詫びのつもりだったけど完全に逆効果たったな。
「とはいえ、どっちにしろ今日は無理だな」
「そうですね」
今からえっちしたら寝不足確定である。
まあ俺は寝不足でもいいというか、なんなら朝の講義くらいサボってもいいんだけど。
あれ、こはるさえ良ければなにも問題なくね?
「明日の講義サボるか?」
「それはだめです」
「ならちゃんと寝ないとなあ」
俺に比べてこはるは比較的真面目な大学生で、ついでにあんまり自堕落な生活に巻き込むと彼女の両親に怒られかねない。
ということでまた明日、と決めるとこはるが気まずそうな声をあげる。
「しないなら離してほしいんですけど……」
気付くと無意識のうちにこはるの胸を揉んだままだったようだ。
手がおっぱいに引かれるのはもう自然の摂理だからしょうがないね。
「もうちょっとだけ」
言ってからもう少し強めに胸を揉むと、「んんっ」と漏れる声が聞こえてからその腕を捕まれた。
「もうっ、怒りますよっ」
「悪かったって」
流石に反省。
「じゃあ続きはまた明日、大学が終わってからな」
「はい、約束ですよ」
いつもの跳ねるような声ではなく、しっとりとしたその声色に、今すぐ押し倒したい欲求が強くなるがどうにか我慢する。
また明日。
一日我慢する分、きっと明日は普段の二倍盛り上がるだろう。
「それじゃあおやすみなさい、伊織先輩」
「おやすみ、こはる」
お互いに挨拶をして、今度はそっと触れるように唇を合わせる。
意見の合わないこともすれ違うこともあるけれど、こはるとの恋人関係は概ね幸せだ。
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というわけで、後輩ルート完結です。
素直で可愛いだけじゃなく、ちょっと面倒くさいけど魅力的なヒロインを目指して書いてみたんですがいかがだったでしょうか?
彼女のことを、好きになっていただけたなら幸いです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
気が向いたらおまけでなにか書くかも(書かないかも)。
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バイト先の後輩が妙に距離が近いけど、俺は絶対に勘違いしたりなんてしない!話 あまかみ唯 @amakamiyui
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