詩:ビオラとピアノの二重奏
恋し合うピアノとビオラ
ピアノの想いは平均律 妖しく自由なビオラ
ピアノを女とすればビオラは男
女は海であり港でもある
海は気ままで 時に荒れ狂う
男は舟 港より港へと大海原を彷徨う
ビオラは音を微妙に揺らせば
ピアノはいら立ち ビオラのこころを伺う
ピアノを愛するビオラ
時にピアニッシモで気を引き
時にはフォルテで語る
ピアノは海 ビオラは小舟
愛し合う二つのこころ
恋とはこころを揺らす不思議な音楽である
水平線に浮かぶ船(詩&童話) ほうがん しゅん @sarasapaipaipai
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