概要
”言葉は凶器だ。会話は殺人だ。独白は自慰だ。そして、私は詩人ではない”
リストカット中毒の琴ノ葉京子がいつものようにリストカットをしていると、謎の金髪美少女にその光景を発見されてしまう。咄嗟にトイレの個室へ逃げ込んだ琴ノ葉だったが、血を止めないままに走って来たので、空き教室からトイレまで血の痕が続いていることに気付いた。
そのことをどうしようかと思っていると、血の痕を追って金髪美少女がやってくる。もう全てがおしまいだ。そう琴ノ葉が思った時、彼女はドアの向こうで座り込んだ。
「ごめん、琴ノ葉さん。リストカット中に邪魔して」
リストカットを否定しない人間がいるんだ。琴ノ葉はその事実にちょっと嬉しくなっていた。しかし、琴ノ葉が追いかけてきた理由を聞いた時、彼女の「異常性」に気付いてしまう。
「追いかけて……いや、違う。琴ノ葉さんが腕に血を垂らしながら走って
そのことをどうしようかと思っていると、血の痕を追って金髪美少女がやってくる。もう全てがおしまいだ。そう琴ノ葉が思った時、彼女はドアの向こうで座り込んだ。
「ごめん、琴ノ葉さん。リストカット中に邪魔して」
リストカットを否定しない人間がいるんだ。琴ノ葉はその事実にちょっと嬉しくなっていた。しかし、琴ノ葉が追いかけてきた理由を聞いた時、彼女の「異常性」に気付いてしまう。
「追いかけて……いや、違う。琴ノ葉さんが腕に血を垂らしながら走って
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