予想できない意外すぎる展開と、一人称視点による心理描写がとても魅力的な作品です。負けると消失してしまうという設定が戦いの緊張感をさらに高めていて、読んでいるこちらまでドキドキしてしまいます!戦闘描写もとても丁寧で分かりやすく、まさに漫画を読んでいるような気分になれるこの作品、皆様もどうぞ御一読下さい!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(758文字)
12歳の子供たちが選ばれ、そして敗北すれば消えるという過酷なゲーム。子供たちは生き残るためにそれぞれが必死で考えているというのが描かれています。主催者はなぜこのような残酷なゲームを開催したのか、生き残るのは誰なのか。勢いがあり次の展開をわくわくしながら読み進められます。続きを期待しています。
SFは世界観を伝えるためにどうしても説明が多くなるのにこの作品はとても内容がわかりやすいです!!スラスラ頭に入ってきます!そしてなんといってもこの疾走感!文章でのキャラの思考、動き、行動が凄く分かりやすく気がつくとドンドン読み進めていってしまう!最高です!!
まず、オリジナリティあふれる設定が素晴らしいです。擬体と呼ばれる自分の分身を操る能力を突然授かり、少年少女たちは戦いに巻き込まれていきます。子供たちが主人公なのにタイトルにもある通り勝負に負けると消されてしまう。恐ろしい設定です。私が子供だったら泣いちゃいますね。一体黒幕は一体だれなのか。何のためにこんなことを始めたのか。非常に気になります。気になった方は是非ご一読ください。