第28話 手…

「きゃー!!」

まさか、起きてると思わず私は驚いて叫んでしまった。

掴んでくる手?みたいなものは、黒い体から生えている…

やばい…とてつもなく痛い。

掴む手はとても強く足の骨が折れそうなほどとても痛い…

どんなにた抵抗しても、掴む手は一向に緩まない…

抵抗するのが癪に触ったのか、いっそう掴む力が強くなる…

ミシッ


…あっ、折れたな…

私は折れる痛みに備え反射的に目を瞑ってしまった。





「………何やってんですか…」

「へ?」

気づいたら私は田中さんの腕の中にいた。

どう言う事?さっきまで私…捕まってたのに…

「途中まで作戦としては良かったですよ…ただもう少し策を練った方が良いです…

そのせいで、能力使うことになりましたし…」

え?は?能…力?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

パンドラ 鬼灯 @Hiizumi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ