第60話:目覚めた朝
「ちょっと悔しかっただけだよ。
他の子のことをコウちゃんが言うから」
「うん、ちょっとコウちゃんの
声を聞いて安心した」
・・
「うんん、そんなこと言ってくれるの、
コウちゃんだけだから・・・
うれしくて」
・・ぁ
「あの時、絶対、コウちゃん電話してくれると思ってたんだよ・・・
なのに掛けてこないもん」
ぁゃ・・
「うん、実はまだ、コウちゃんに連絡しても、私のことを受け止めてくれるってこと信じてたんだ・・・」
ぁゃか・・
「こんなこと言ってただ、迷惑なだけかもしれんけど・・・
あやかちゃんが大きく心の中に居るんだ
もう、離れたくないんだ」
あやかちゃん・・・
「こんなこと言ってる私に
そこまで言ってくれるのは、
コウちゃんしか居ないよ・・・」
あやかちゃん・・・あやかちゃん・・・
「うん。コウちゃんの背中がとっても
温かくて、泣けてきちゃった」
あやかちゃん・・・
あやかちゃん・・・
「今、コウちゃんと一緒に居るんだよ♪」
あやかちゃん・・・
あやかちゃん・・・
「でも、大丈夫だよ!心配しないで。
私はコウちゃんのものだから♪」
あやかちゃん・・・
「やだ、まだ離れたくない」
「コウちゃん、今から会いに来て・・・」
「コウちゃん、好きだよ」
あやかちゃん・・・ あやかちゃん・・・
「いつになるか、分からないから・・・」
あやかちゃん・・・
あやかちゃん・・・
あやかちゃん・・・
「私、やっぱり”嘘”をつくの苦手なのかも・・・」
あやかちゃん・・・
あやかちゃん・・・
あやかちゃん・・・
「私、好きな人ができたの・・・」
・・・・・・・・・あやかちゃん!!
はっと、起きる自分
汗で身体が濡れていることに気がつく・・・
重い身体を起こし、洗面台に向う
顔も汗をかいて気持ち悪い・・・
顔を洗う自分・・・
ジャー・・・
顔をタオルで拭く・・・
・・・やっぱ、好きじゃん
めっちゃ、好きじゃん
「第59話:優しくなれない」
また、あいましょう ~転生もタイムリープも無双も異世界でも何でもない普通の世界、永遠に心のど真ん中から消えない大切な人を今でも想い描いています~ でんわおとこ @denwadenwa
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