心の内面が丁寧に描写された作品

我が子を失った親として、その子を救うために戦う。
その展開自体はそう珍しいものではありませんが、主人公の葛藤や苦しみが丁寧に描写されており、読者に伝わって来て切ない思いを抱きます。

その一方で今世で世話になった人たちへの思いも捨てられず。
それでいて息子を失ったのに幸せになってはいけないと自縄自縛になっている所も良いです。
能天気に大暴れしてハーレムハーレムするだけの作品に飽きてきた人におすすめです。