第10話 兵士・イリアス 冒険者としての旅立ち(終わり)

イリアスは「冒険者ギルド」と書かれた建物に意気揚々と入っていった。その表情は明るい。目の下にあった大きなクマはなくなった。


なんせ金の受け取りだ。仕事をしていて一番嬉しい瞬間である。


イリアスは手続きを終えて、報酬を受け取った。


無職の元兵士イリアスから冒険者イリアスになった。


こうしてこの国に冒険者ギルドができた。この仕組みは全国へと広まった。こうして「冒険者」という、腕に自慢のある者たちが腕っぷしだけで稼ぐことができる職業が誕生した。

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冒険者ギルドはじめます 九夏三伏 @NwxRFU

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