青春って感じが出ていて、個人的にメッチャオススメです!

 フィクションっぽいけど本当にあってもおかしくないというような、そのバランスの取れた世界が構築されていて素晴らしいと感じました。

 まず、主人公(今日子)の恋心とその行動(朝練)の理由にほのぼのとさせられます。

 そして一通目の手紙を受け取るのですが、これは単なるイタズラとそれに対するその後の今日子の行動が、たまたま別の男女の仲を取り持つことに繋がります(そういう印象を私は受けました)。読んでいて『うんうん、そういう偶然もあるかも』という感じでしょうか。

 その流れを受け、二通目の手紙でも新たな男女の仲がうまくいってしまいます。

 オチとなる三通目は悠太から今日子への手紙で、一通目と二通目を出した悠太の心理や彼が今日子をよく見ているからこそそうした行動をしたのだと判明し、ストーリーがうまく収まっています。

 冷静に見ると悠太たち男子の行動は『ちょっとひどい』ようにも感じたのですが、年頃の男子だと考えればその行動にもリアリティがあると思ったのでこれはこれでアリではないかと。みんなハッピーエンドで心がほっこりしました。

 私としては非常に楽しめた作品でした。