死神「そいつらに復讐したい? キミに力を授けるヨ☆」 いじめられっ子「ラッキー」

首領・アリマジュタローネ

死神「そいつらに復讐したい? キミに力を授けるヨッ」 いじめられっ子「ラッキー」



『ボクは死神。不幸なキミに力を授けるヨッ☆』


 ビルの屋上から飛び降り自殺をしようと思ったら、そんな幻聴が聴こえてきて、とても怖くなってしまったけれど、よく考えてみたら正直ウザいテンションだったので、また無視して、飛び降りようと思った。あゝ来世に期待です。


『いやいやw キミに話しかけているんだよ。キミにだよ、キミに。卵の黄身じゃなくて、人間であるキミに』


 恥の多い生涯を送ってきました。

 まったくもってくだらない最低でクソな人生でした。


『おーい! もしもし、聴こえてますかー。ボクの声がキミに届いてますかー? そんなね、一流の文学作品みたいな独白を吐いたとてだよ。吐いたとて、そんなのは単なるカッコつけでしかないんだからさ。自死するのを一旦辞めて、ボクの話を聞きなさい』


 いやだ。


『なぬぅ!?』


 人のことを勝手に不幸だと断定するようなヤツとは会話したくない。


『あーメンゴメンゴ。だけど、不幸だよねぇ。不幸だから今こうやって自殺しようとしているんだよねぇ。親からもらった大切な命を捨てようとしているんだよねぇ。じゃないとボクがこうやって現れるワケはないワケで……。ご理解? ご理解いただけましたかな?』


 親が勝手に与えた命。オレがどう使うかはオレの自由。


『わかった。じゃあこう考えるのはどうだろう? キミさ、このまま死ぬの勿体ないと思わない? だって、散々いじめられてきたんだよねぇ。そいつらに復讐したくない? 復讐したいよねぇ? だったらボクの話を聞きなさいヨッ♪』


 ……なに?


『キミに復讐できる能力を授けるヨッ☆ キミがで、だ」


 ……?


『即ち直接手を下さなくとも、死ねと念じるだけで──相手を死なせられる』


 えっ、マジで? くれるの?


『あげるあげる!もちろんあげるヨッ♪ キミはボクに選ばれた特別な人間だからねぇ。とっておきの出血大サービスだ! 初回だから30日間無料体験☆ いつでも解約はできるから安心してネッー!☆』


 そんなサブスクみたいな……。


『じゃあ、契約成立ということで』


 ラッキー。


『目を閉じて、真っ直ぐに手を前に差し出して。そして10秒数えてくれるかな?』


 はーい。


『今、そっちに逝くからねぇ』



 オレは言われた通り、ビルの屋上で目を閉じる。

 あと一歩踏み出せば簡単に飛び降りられる距離の場所にいる。

 声が消えて、風の音だけがする。

 雨は降っていないのにゴロゴロと雷鳴が轟いている。


 10秒と経過して目を開けると、モヤっとしたものがオレと握手を交わしていた。

 そのモヤモヤは白い肌をした少年のようだった。

 背中には黒い翼を生やしている。

 大きな口を開けて、長い舌を出して、歯茎を見せながら、唾液を垂らし「ウヒャヒャヒャヒャヒャ」と笑っている。

 恐怖で数秒か停止していると、そいつの三白眼がギョロリと光った。首がゴキッと折れたように曲がり、腕を引っ張られる。

 叫びを上げる暇もなかった。

 

 オレはそいつに手を引かれて、ビルを飛び降りていた。

 地面が少しずつ近づいてゆく。

 目を閉じる。


 ──衝突の瞬間に声が、した。




   「死ね」




 オレはベッドで目を覚ます。



 ※ ※ ※


 長いこといじめられていたので、感覚が麻痺している。

 学校の机に花瓶が置かれたり、靴に画鋲を入れられたり、授業中にシャーペンの先を背中に刺されたりする古典的ないじめには飽きられたようで、シンプルにトイレに呼び出さられて殴られたり、机にゴキブリの死骸を入れられたり、教科書を隠されたり、親の悪口を言われたり、女子の前でズボンを脱がされたり、体育館倉庫に閉じ込められて全裸にさせられたりとありとあらゆるいじめを体験した。

 それでも学校に来ていたので、ある意味メンタルは強かった。

 というか、いつでも死んでもいいやと思っていたので、何をされても平気だった。

 やり返す気力すらもなかった。


 金曜日。その日も前の席のいじめっ子のAくんがオレだけわざとテストのプリントを配布しなくて、Aくんがオレの名前を勝手に書いて白紙で提出するものだから先生に怒られてしまった。

 担任の体育教師は鬱陶しくて、昔気質の人で体罰などは行ってはいないけれど、正義感が強くて、だからいじめとかを決して許さない人であった。

 それなのに頭が悪くて、オレのことなんて全然見向きもせずに、くだらない教育論をのたまいていたので、腹が立って『死ねよコイツ』と唱えてしまった。

 死神と名乗ったアイツからなんらかの能力を授かったことなんてすっかり忘れていて、ついカッとなってやった。

 というか、あんなのは全部夢でしかないと思っていたし、まぁその時は何もなく説教されただけで無事に帰宅できたので、問題ないと思ってしまっていた。


 だけど、予兆は週明けの月曜日に出てしまった。



『えー、担任の体育教師先生が……本日はお休みということで』



 先生が来なくなった。

 あれだけ身体の強い、ましてや正義感の強い、真面目な野球部とサッカー部の顧問を掛け持ちしているような、あのウザい体育教師が無断欠勤するなんて思えない。

 だからそんなハズはないと否定したかった。

 でも、ちゃんと能力の効果は出てしまっていた。



『……今朝、奥さんが遺書を発見したそうです。先生はまだ見つかってはいませんが、車の記録から樹海のほうに向かったと警察の方は言っています。警察が現在、捜索中です』



 その日の夜、ニュースでそう報道されていた。

 暇つぶしにクラスメイトのTwitterを裏垢で覗いてみると、みんな引用リプで「え、マジ?」「ウチの担任なんだけど……」とか言っていた。

 オレが殺したワケじゃない。

 絶対に違う、そう思いたくない。


 オレは悪くない。悪いのはいじめに気づかなかった担任のほうだ。


 ※ ※ ※


「先生はとても優しい人でした……。だけど、色々と心が病みやすいこともあって、心療内科に通っておりました。普段からみんなに元気よく接していたのは、自分が暗い気持ちだと生徒に向き合えないと考えていたからです。どうか、先生のことを忘れないでください」


 首吊り遺体が発見されて、オレは葬式に出席した。

 先生の死に顔はとても安らかだった。

 線香をあげたとき、何か恨まれているんじゃないかと思い、トイレで吐いたが、まぁきっと関係ないことだろうと否定した。


 学校はしばらく休みになって、オンライン授業になった。

 また時間が経って、登校が再開したとき、いじめも再開された。

 オレはAくんとBくんにスーパーで万引きしてこいと命じられた。

 嫌がったが、タバコでヤキを入れるぞ?と脅されたので仕方なく、実行した。

 でも、店員に見つかってしまった。



「なんでこんなことをしたんだ?」


「すいません」


「警察と親に連絡します」


「やめてください。お願いします。それだけは……」


「いや、盗みは犯罪だからね? ウチの店の商品に損害を与えた時点で、許してくれなんて甘えは通用しないんだよ。キミは中学生だよね? 義務教育で教わらなかった? やっていいことと悪いこと? 通報はしまーす。残念でしたー」


「……やれって命令されて」


「え、え、え、責任転換するつもりですか? じゃあ、そのやれって言われたやつを連れてきてくださいよ。できないでしょ。だって、そんな人はいないんだから。大体さぁ、誰かにやれって言われてやるなんて、キミには自分の意志というものがないのかな。そいつらに死ねって言われたら死ぬの?www 金魚の糞すぎるから。社会舐めないでね」



 最低な店長がいるとは噂には聞いていたけど、ここまで酷いとは思っていなかった。

 そいつが電話をかけている最中、オレは悔し涙を流しながら背中を睨んだ。

 黙れ黙れ黙れ、死ねよてめぇ。

 唱え終えても何も起こらなかった。


 しばらくして警察がやってきて、注意された。

 母には泣かれて、父には殴られた。

 学校にも連絡がいって、一週間の退学になった。


 だけど、その二日後、そのスーパーの店長が事故にあったと聞いた。

 帰りに轢き逃げにあって死んだらしい。

 スーパーは閉店した。


 オレは自分の力が怖くなって、はじめてリスカをした。


 ※ ※ ※


 学校にいくとみんなが白い目で見ていた。

 いじめられるよりも避けられていた。

 クラスでは完全に浮いていた。


 休み時間に、いじめっ子のAくんとBくんとその取り巻きたちがニヤニヤしながら「よー、犯罪者」とヤジを飛ばしてきた。

 背中に【犯罪者】と書かれた張り紙をされたこともあった。

 オレは黙ってジッと耐えた。

 もしもあの力を使ってしまったら、良くないことが起こるとわかっていたので、極力怒らないようにした。


 家に帰宅すると、妹が「おかえりー」とハグをしてくれた。

 妹は大好きだ。優しくて可愛い。

 まだ小学校低学年だから物事を何も知らない。

 彼女がこんな犯罪者の妹であることを恥ずかしく思う。


 オレは昔、絵画教室に通っていて絵を描くのが好きだった。

 だから今日は妹の絵を描いてあげることにした。

 描き終えると妹は喜んでいた。

 クラスのみんなに言うね、と言っていた。


 次の日、Aに呼び出されるとスマホの写真を見せられた。

 それは妹にあげた絵が写し出されていた。

 ビリビリに破かれていた。

 Aはニヤニヤとした笑みを浮かべながら「お前の妹って可愛いよなー」と言っていた。

 オレはジッと殺意を隠した。


「なぁ、こんなヤラせてくんない?」


「……」


「いたずらしちゃおっかなー」


「……」


「弟がさ、お前の妹をさ、小学校でいじめてるんだよ」


「……え」


「お前の妹なんていじめられて当然じゃん?」


「……」


「よく泣くんだってよ。この絵を破かれたとき、めちゃくちゃ泣いたそうだ。お兄ちゃん想いなんだなぁ〜」


「…………」



 家ではそんな素振りを全く見たことはなかった。

 オレには明るく振る舞っていたのかもしれない。



「なぁ、お前なんで生きてんの? 妹に申し訳ないと思わないの? こんな可愛い妹がお前のせいでいじめられるなんて可哀想すぎるだろ……。あー、可哀想。死ねよ、なぁ、死ねって。さっさと死ねよ。生きてる価値なんてないんだからさ」



 Aがカッターを取り出してくる。

 オレの首元に当てて、笑っている。



「なぁ、殺していい? あー、やっぱりやめとこ。お前の妹を犯したいし。今度、紹介してな。Bといくわ」



 チャイムが鳴って、Aは教室に帰っていく。

 オレはその背中に向かって、笑みをこぼしながらある言葉を唱える。


 ありがとう、ありがとう。

 それでいいんだよ。よかった、ちゃんとクズでいてくれて。

 これで罪悪感を抱えなくて済む。


 ※ ※ ※


 Aが学校に来なくなったことをBと取り巻きたちは心配していた。

 だけど、Aは行方不明になっていた。

 ずっと家に帰っていないらしい。


 担任の件もあったので、学校は不穏な空気に包まれていた。


 授業中、Bが突然発狂したように叫んだ。



「お前が、Aに何かをしたんだろうがぁーーー!!!?」



 急に殴りかかってきた。

 女子も先生も他の取り巻きたちも黙ってそれを見ていた。

 オレは抵抗せずに殴られまくった。



「Aをどこにやったーーーーーー!?」



 オレは楽しくなってしまって、笑ってしまった。

 その様子にますますBは発狂して、カッターナイフを取り出してきた。

 女性教員は事態を察したのか、アタフタしながら男性の先生を呼びに、教室を飛び出していった。

 その瞬間、Bの取り巻きが鍵を内側から施錠した。

 教室は女子の悲鳴でいっぱいになった。



「……さぁ? どっかで死んでるんじゃねぇの?」



 言うと耳を切られた。

 血がドバドバ出てくる。

 だけど、全然痛くも痒くもなかった。


 今更この程度で傷つくほどヤワではなかった。

 心も身体も既に充分すぎるほどに傷ついてきていた。



「てめぇえええええ!!殺してやるううううう!!!!」



「ぷっ……ぷっ……あっははは! 殺したいならさっさと殺せよ。残念ながらそれをやったとて、みちずれになるだけだけどな。そうだ。殺せ、殺せよ、殺せ。今更、躊躇すんなよ。ほら、やれよ。殺したいんだろ? どうしたできないのか?」


「うっ……うっ……!うう……!!」



 オレが余裕の笑みを浮かべてそう言ったのに怖くなったのか、そいつはカッターナイフを片手に後退りをした。

 オレは血だらけの耳を押さえながら、立ち上がる。

 指を差して、こう告げる。



「なんだよ……つまんねぇなぁ。もういいよ、お前死ねよ」



 言って、同時にそう念じると、Bはプルプルと震えながら、自分の胸にナイフを突き刺した。

 ドバッと血を吐いて、倒れる。

 女子が泣き叫び、阿鼻叫喚の空間に変貌を遂げる。


 高揚感が溢れてくる。

 楽しくなってきてしまった。

 どうやらオレは本当に“神の力”を手に入れたらしい。


 無敵である。これでオレに逆らうものは一人もいない。

 はっはっは! 復讐完了だ!!



「そういやさ、お前もオレがボコボコにされてたときにシカトしてたよな。死ねよ」


 Bに駆け寄る取り巻きにそう告げる。


「あと、お前とお前も死ね」


 指を差してゆく。


「うるせぇーぞ、女。ガタガタ抜かすな、死ね」


 楽しくなってきた。


「お前、クラスのマドンナだけど、オレには優しくしてくれなかったし、エロいから一発ヤリたかったけど、なんかウザいからいらねぇや。死ね」



 机の上に立ち上がって、血だらけのシャツを着たまま、一人ずつ指差しながら、心に念じる。



 ──さぁ、パーティーの始まりだ。



「お前も死ね。ついでにお前も死ね。えーっと、キミも死ね。お前も顔が嫌いだから死ね。スカート短いから死ね。ブスは死ね。前髪キモイから死ね。死ね、死ね、死ね!死ね!死ね!死ね!!お前ら全員死んでしまえ!! オレを含めた人間は全員カスだ! 死ね!! とりあえず、このクラスの全員死ね!! はっはっは、オレは神だ! 神になれた!!」



 ありがとう、死神。

 本当にありがとう。


 最高だ。最高の気分だよ。


 もう思い残すことは何もない。


 ※ ※ ※


 橘中学二年C組の生徒が全員死んだ。

 オレは少年院に入ったが、精神に異常はなく、物的証拠も見つからなかったので、すぐに出所した。

 久々に実家に帰ると、家の窓ガラスは割られて、「出て行け」などという張り紙が貼られていた。


 インターフォンを鳴らすも、誰も出てこなかった。

 鍵がかかっている。

 仕方なく、雨の中、玄関でぼーっとしていると、妹が帰ってきた。


 彼女はすっかり大人になっていた。

 オレを見るなり、傘を落として、恐怖に震えていた。



「どうした……? 久々の再会じゃないか。ハグしてくれよ」


「やめて……こないで、こわい」


「なにも怖くないよ。おいで」


「こないで……もうあなたは私のお兄ちゃんじゃない」


「また絵を描いてあげるよ」


「……本当に私たちに関わらないで。お兄ちゃんのせいで私が痛い目を見てるの。お兄ちゃんのせいで全部無茶苦茶なの。もう、やめて。なんで、なんでなんで?」


「……え、えっ」


「なんで……まだ、生きてるの?」




    「あ?」





 オレは怒りのあまり我を忘れそうになった。

 だけど、もうなんか全部どーでもよかった。



「わかった。もう関わらないよ。勝手に生きて勝手に死ね」



 オレは雨の中、一人また歩き出す。

 後ろで彼女が泣き崩れているのが見えた。



 ※ ※ ※



「おい、死神いるんだろ? ずっと見てたんだろ? はやく出てこいよ」



 雨の中、寂れたデパート。

 ビルの屋上。

 誰もいない場所でオレは言う。

 だが、声はしなかった。



「あっはっは、お前の言う通りだよ。オレは不幸だった。不幸すぎていた。最初から死んでおけばよかったなー」



 言うも、雨の音しか聞こえない。

 一体なにをグズグズしてやがる。



「おい、死神出てこいよ。殺すぞ、てめえ。死ねよ、おい。死ねコラ。クソみてえな力を授けてくれやがって。てめぇは本当に死神なのか?」



 ペッと足元に唾を吹きかけると、ゴロゴロと雷鳴が轟いた。

 ウヒャヒャヒャヒャヒャ、というあの笑い声が聞こえてくる。

 だが、笑い声がするだけだ。

 全く姿を見せようとしない。



「おい、何を隠れてやがる? 出てこいよ? 無料体験版は終わったんだろ? もう解約させてくれ。解約だ解約」



 空に叫ぶ。

 だが、笑い声がするだけだ。

 全く姿を見せようとしない。



「……は? もういいって。つまんねぇし、うぜぇから。早く解約させてくれよ。不幸だって充分わかったからさ! おい!! いい加減にしろよ!!」



 笑い声が回っている。

 ずーっと回っている。

 ウヒャヒャ、ウヒャヒャと360度どこまでも響いている。

 頭がおかしくなりそうだった。


 なんだこの声は。一体なんなんだ。

 オレはなんなんだ? オレは何がしたかったんだ?



 オレは本当に──



 その瞬間、声が鳴り止んだ。

 うっすらとしたモヤが、前方に見えてくる。


 少年が笑っている。

 死神が笑っている。


 いや、違う……。

 それはまるで──のようだった。



「……ああ、それがお前の目的だったのか」



 オレはゆっくりと歩き出す。

 手を伸ばして、空に向かって、そのモヤに向かって、懇願するように歩き出す。

 ふっと笑みを浮かべて、心の中で一番憎んでいた、大嫌いだった己に──こう唱えた。






  「死ね」










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└→シリーズ完結作品【有害。】

https://kakuyomu.jp/works/16818093075775987344

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