屈辱の全滅! 初挑戦なろうコン、敗因分析!!
kayako
全 滅
2021年の夏からなろうとカクヨムでオリジナル小説を書き始め、そろそろ1年。
勿論なろうコンこと、ネット小説大賞の参加は初でした。
4作品で参加しましたが、その一次選考結果が、5月13日に発表となりました。
で。
4作品、見事 全 敗。
いや、落選経験だったらそれまでも何回かありました。
しかし、なろうコンの一次通過率は14%。
比較的低く見えたその壁さえ、自分の作品は越えられなかった。
そのショックは正直、かなり大きいです。
しかもなろうコンは、評価ポイントなどの要素が(恐らくそこまでは)関わってこない、実力勝負の世界。
いつもは星がほぼ取れないも同然だけど、星の有無はここでは(多分それほど)関係ない!
ここで一次通過出来れば、少なくとも一定の実力は保証されるということだ!!
……と考えていた自分にとって、その保証を勝ち取れなかったのは本当にキツイ。
そこで今回は。
なろうコン、その敗因分析をしてみたいと思います!
<全体的な敗因その1・事前の情報収集不足>
なろうコンとほぼ同時期開催だったコンテストといえば、カクヨムコン。
そして開催当初、私はカクヨムコンの内容も殆ど把握していなかった上、なろうコンはほぼ存在すら知りませんでした。
カクヨムコンにどうやって参加しようかな~? というか、カクヨムコン? 美味しいの?
などと呑気に考えていた時、なろうコンの情報がいきなり入ってきて。
マジで「……はい???」となりました。
完全に混乱しました。
どちらに主力作品を投入するか、本当に悩みました。
web小説サイトで長く書かれている書き手様には、そんなの常識だろ?かも知れませんが、これほど大きなコンテストが2つ同時期開催なんて、知らない人間にしてみれば寝耳に水です。
しかもなろうコンの方は原則、重複応募不可(この情報を把握したのも開催直後だったと思う)
他コンテストに重複応募すれば、一次通過は出来てもそれ以上進むことが出来ません。
つまり、カクヨムコンと重複する作品を同時投入することは出来ない。
なんだこの罠。知らない人間からすればこれほどの理不尽はありません。
web以外の公募では、重複応募は絶対の禁忌とも聞くので、それを考えればまだまだ甘いのかも知れませんが……それでもなぁ。
さらに言うと、それまでに多くの主力作品を他コンテストに応募してしまっていた為、なろうコンに出せる作品は本当に限られてしまっていました。
完全に、戦略的大失敗です。戦略らしいものがあったかどうかも分かりませんが。
そしてパニック状態のまま、初のカクヨムコン及びなろうコン突入。
結果……
<全体的な敗因その2・カクヨムコンに注力しすぎた>
実際にそれぞれのコンテストが開始されると、カクヨムコンに力を入れざるを得なかったです。
何故かというと、カクヨムコンの一次は読者投票。
読者からポイントを多く集め、ランキング上位に行かなければ一次突破は出来ない仕組みです。少なくとも長編部門はそうでした。
つまり、多くの読者に作品を知ってもらわなければいけない。
作品を書くのは勿論ですが、他の多くの作品を読みこみ、良いと思った作品は積極的に評価していくなど、書く以外の努力もある程度しなければいけませんでした。少なくとも長編部門は!
しかしフォロワー増やして相互評価でポイント恵んでもらう……というやり方はやっぱり嫌だった。それで上位に行っても、自分の実力のようには思えない。
なので、どうしたかというと――
出せる作品は全部カクヨムコンに片っ端から投入。
そう、数撃ちゃ当たる方式です。
何作品出したかも覚えていないレベルで大量投入しました。多分10は超えてます。
滅茶苦茶なやり方だと自分でも思いますのでオススメはしません。
短編部門は実はそういう読者投票方式ではなく、読者投票を参考にはするけどあくまで実力勝負と知ったのは、だいぶ後のことでした……
これまた「はい???」となったものですが。
しかしその結果、カクヨムコン短編部門では4作品が一次通過。
長編部門は箸にも棒にもかからなかったけど!!
そんな状況だったので、一回作品にタグつければそれで結果を待てばいいなろうコンは、すっかりおざなりになってしまいました。
さらに、それぞれの作品別敗因を見ていくと。
<参加作品その1>
開催当初から参加した作品がこちら。
ストレスフリーの異世界に転生したはずなのにストレスフルで死にそうです助けて!!
https://kakuyomu.jp/works/16816700427925564073
一応異世界ファンタジーの連載ものではありますが、転生やチート、ハーレム要素を散々揶揄しては、バトルなどの暴力描写・ちょっとでも性的な描写・ストレスに繋がる描写は全て飛ばしまくるトンデモギャグ作品。
現在の「なろう」に疑問を抱きつつ、皮肉をこめて書いている作品でもあります。
しかし5月中旬の現時点で未完。しかも最後の更新から3カ月も何もしていない。更新頻度もかなり悪い。
テンプレのようでテンプレを思いきり皮肉る内容だったからというのもそうですが、おそらく未完・更新頻度の悪さが最大の敗因だったかと。
これが落ちても、少しでもこちらの不満が運営に伝われば。そう思って書いた作品です。
落ちてもしょうがないとは思ってましたが、やっぱり落ちました。
<参加作品その2>
だって、悪いの、あいつだもん。
https://kakuyomu.jp/works/16816700427388027050
とあるいじめっ子少女の小学生~中学生に至るまでの変遷、そして破滅を描く現代ドラマ。
あえて、徹底して救いのないバッドエンドを目指してみた作品です。
「なろう」「カクヨム」を始めた初期の頃に投稿した作品ですが、かなりの自信作でした。
「ストレスフリー」の方は未完だし!更新サボってたし!で言い訳できますが、これが落ちたのが正直、最大のショックでした。
落ちた理由を考えるとすれば、開催よりやや遅れて、年末にようやく参加できたこと。
他コンテストに応募していて参加が遅れた為、時の運が味方してくれなかったとも考えられる……かも、知れない?
あとは短編(2万文字以内で完結)であること、恋愛要素が薄め(あっても徹底的に打ち砕かれる)、ファンタジー要素もほぼなく、何よりバッドエンドであった点でしょうか。
一次通過作品を見ると、何だかんだでとにかく悪役令嬢や異世界ものが目立ちましたからね……
<参加作品その3>
自分を騙して人気キャラを推しましたが、やっぱり好みの眼鏡君を推したい!!~推しの人気がないので幼馴染が煽ってくるわ忠告してくるわ爆笑されるわで大変です~
https://kakuyomu.jp/works/16816927859762976548
書いたのが1月上旬だった為、必然的に参加時期が遅れた作品。
カクヨムコンの文字数制限に(長編、短編どちらも)引っかかったので、じゃあ!とばかりになろうコンに出したものです。
「だって、悪いの~」の落選もショックでしたが、地味にこの作品もいまいち落選理由が分からないなぁ……と思っていましたが。
よくよく見直すと、作中で話題になる作品が「明らかにこれ、アレだろ!」と分かってしまうようなものがあり(特に第3章)、そこが引っかかったのかも知れません。
逆に言うとそれ以外の理由が分からん。やっぱり時の運か。
<参加作品その4>
異世界転生、されちゃいました。
https://kakuyomu.jp/works/16816700426228544537
記念すべき、なろう&カクヨム初投稿作品。
他の賞に応募していたけど落選したので、そのままなろうコンに応募。その点は「だって、悪いの~」と同じです。エントリー時期そのものはそれより大分遅れてからだったかも知れないけど、もはやほぼ覚えてない。
右も左も分かってない時に初めて投稿したオリジナル作品なのですが、殆ど改稿も修正もせずそのまんまで出したのが、最大の敗因……だと思う。
あと、多分同案ネタが多数だったのもあるのかも。
「ストレスフリー」と同じく、「突破すれば御の字、落ちても仕方ない!」と思いながらエントリーした作品でした。
思えば、こういう姿勢で応募していたのが一番の敗因かも知れない。
敗因は様々に分析できますが……
圧倒的リサーチ不足もそうですが、何より、自分の力不足。それが最たる理由だと思います。
カクヨムコン短編で4作品通過した時は嬉しかったけれど、そのかわりになろうコンが完全に犠牲になった感。
次回はもう少し計画的にエントリーするか、思い切ってどちらかは捨てるといった方法を取ったほうがいいのかも知れません。
カクヨムコンは期間中はカクヨムに集中させられるし、なろうコンは重複応募不可。
なんでこうも、両立が難しい構造になっているんだ……カクヨムコンとなろうコンは!!
ちなみにカクヨムコン長編で参加した作品は「解雇寸前だけど、推しに補佐されながら立ち直ります!」こと「かいおし!」。読者投票で振るわなかった為に一次落ち。
仮にこっちをなろうコンに参加させていれば……とちょっと思いましたが、未完連載だし落ちる可能性は十二分にありうる。
実力勝負のなろうコンでこれを落とされていたらもう、しばらく立ち直れなかったかも知れない。そう考えると、「かいおし!」がとどめを喰らわなかったのは不幸中の幸いだったと考えることも……
いや……それでも悔しいなぁ。
それでも、通過された皆様。改めて、おめでとうございます!
レビューを書かせていただいた作品が通過されていたのは嬉しかった。
今まで(「なろう」では)2つしかレビューを書いていないのですがw、2作品とも見事通過。
マジでこれは、地獄の中の一条の光でした。
しかしその反面、密かに推していた書き手様の作品が全滅していたりもしたので……
何故だぁあぁあ!?ともなってたり。
あのきめ細やかな描写を超えるのは、少なくとも自分にはぜっっったいに無理!と確信出来るほどのものを書かれている書き手様です。
そのかたも、なろうではなく他サイトでの活動に注力されているので、そういう点も実は見られていたりするのか?……などと考えてしまったり。
ともかく、今回の敗北を教訓に。
今後とも、良い作品づくりを目指して精進していきたいと思います。皆様、よろしくお願いいたします!
屈辱の全滅! 初挑戦なろうコン、敗因分析!! kayako @kayako001
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