第2話 告白
「こんな遅くまで仕事?柚木さん仕事出来るのに珍しいね。」
「別に・・・」
「これ佐藤さんたちの分だよね?俺も手伝う。」
二人は終始無言で仕事を終わらせたのは11時だった。
「ありがとう。これあげる、手作りだしいらないなら捨てて。」
「まじ!?ありがとう。」
彼はすぐに包装紙をとり食べ始めた。幸せそうに食べる彼を見て彼女は少しうれしいという感情が芽生えた。
「これすごくおいしいよ!!また作ってくれる??」
「機会があったら・・・」
彼はとてもうれしそうだった。彼女がこんなに話してくれるのは自分だけだしお菓子をくれたのも自分だけだからだ。
彼は入社当初から彼女のことが好きだった。彼女を目で追っているうちに気持ちがどんどん大きくなっていくのに気づいていたが、彼女が人を寄せ付けないことに気づきあまり押せ押せの作戦はやめることにしましたが、最近は少々押しているが少しでも話さないと意識してもらえないと思い少しはハ話すようになった。
「やっぱ好きだな。」
「へっ・・・?」
「あれ?えっ?声にでてた?」
「うん・・」
二人の間に沈黙が続いた。約30秒ほどだったが二人にとっては1時間ほどに感じた。その沈黙を破ったのは柚木だった。
「ごめん。私は誰ともそういう関係になろうとは思わない。」
「でもあきらめないから」
純愛 @umi_mer
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