Web小説投稿サイトで作品を投稿したら美少女編集ロボが送られてきた件

悠木音人

Web小説投稿サイトで作品を投稿したら美少女編集ロボが送られてきた件

 僕のような駆け出しコネなしフォロワーなしのWeb小説家なんて、担当編集さんどころか作家仲間も彼女もついでに可愛い妹もいないわけだけれど、ある日怪しげなメールが届いて二日後には四畳半の僕の部屋に大きな荷物がドカンと届いた。


 僕は少し迷った末、すぐに開封することにした。なにしろ生活スペースを大幅に圧縮するほどの大物。間違って送られてきたのであれば、すぐに返送しなければ生活が成り立たない。


「うわ! ミイラかこれ!?」


 箱の中には、歴史の教科書に載っているような、ひざをかかえて座ったミイラみたいな女の子が入っていた。


「な、なにこれ。呪いの人形?」


 なにか手がかりがないかと箱の隙間を観察するものの、顔を近づけると伝わってくるリアルな肌の質感にドキドキして探し物に集中できない。

 

 送り主の怪しげな会社名に覚えはなかったし、手紙の類も見つからない。

 諦めかけていたとき、女の子の口から体験型玩具についているような白い帯が出ていることに気づいた。


『ここを引いて!』


 小さな文字で『ベロで指紋認証』と補足書きがあった。つまりユーザー登録するために指紋が必要らしい。ユーザー登録といえばメールアドレスが一般的だと思うけど。


「ユーザー登録って、もしかしてこのミイラの?」


 ユーザー認証することによってどんな責任が生じるとか、何かあっても当方は責任とりません的な、お決まりの長い文章と了承ボタンを表示することもなく、真っ先にユーザー登録させようとするあたり、詐欺っぽい匂いがプンプンする。


 だが、気が付くと僕はミイラっぽい女の子の唇に触れていた。


「ひゃ!」


 思わず変な声が出るほどびっくりした。だってひんやりしてるのにやわらかいし、濡れてるみたいに光ってる。いったいどんな素材でできているんだ?


 人差し指で女の子の顎をゆっくりと持ちあげ、もう片方の手で目を隠していた前髪をそっとどける。


「う、そ」


 目をつぶっているから瞳は見えないけれど、美少女だということはすぐにわかった。正直、人形と分かっていても、こうして指で触れるのを躊躇してしまうレベルだ。どきんどきんと心臓が勝手に暴れてしまう。


 それにこの体勢。

 僕が彼女にキスしようとしてるみたいに見えなくもない。すでに僕自身がそうしたいと思っているし、誰かに見られたら言い訳できないだろう。


 僕は覚悟を決めた。

 人差し指と中指を彼女の唇の上下に当ててゆっくりと開いていく。中からのぞいたピンク色の舌をもう一方の手で引きだそうと指を入れてみた。


「ハグっ!」

「うわ!!」


 僕はその日、初めて女の子に噛まれるという経験をしたのだった。



「えっと、リリさん、でしたか。もう一回言ってもらっていいですか?」

「もう一回? いったい誰に話すというのだ。まあいい、説明してやろう。お前が小説を書いている投稿サイトがあるだろう? 私はそこから派遣された美少女型編集ロボだ。お前のように残念な文章を書く素人に手取り足取り小説の書き方を教えて、書籍化しても問題のない書き手にするというのが私の使命だ」


 ベロ認証で目を覚ました女の子はリリと名乗った。透き通るような金髪と細い手足が天使を連想させる少女だ。

 白い短めのワンピースの裾に透明なベールをつないだようなドレスをまとった少女は、何かセリフを言うたびにぴょんぴょん跳ね回る元気っ子だった。


「はあ……」

「まったく、少しは自分で努力してもらいたいものだ。そうすれば私のような美しくか弱い少女が、こんないつ狼に豹変するかもわからない高校生男子の部屋に出張派遣されなくてもいいのだが」


 細くて華奢な体を両手で抱きしめながら不安そうな視線を送られると、なんだか自分が犯罪者のような気分になってくる。


「えっと……」

「それで、お前はどんな小説を書いているんだ?」

 リリさんは僕のベッドの上にぴょこんと座っている。自分のベッドに女の子が座ってるだけでこんなに心臓がバクバクするとは思わなかった。


「あ、あれ? そういうの知ってて送られてきたんじゃないんですか?」

「知らないな。私はマスターにつくすために召喚されただけだ」

「マス、ター?」

「そう。私はあなたのペンとなろう。マスター、指示を」

「えと…………」

「そしてマスターは口ごもった……、っと。ありがちだな。つまらない」

「へ?」


 リリさんは見えない棒を振り回しながら、目をつぶって続けた。


「もっと気の利いた返しはないのか、と言っている」

「そんな、芸人じゃないんですから。せめて考える時間とか」

「文句が多いな。なら一分だ」

「い、一分?」

「いーち、にー、さーん」

「も、もう始まってるんですか? えっと、えっとー……。ぼ、僕はペンより彼女が欲しいー!」


 僕は目をつぶって叫んだ。やけっぱちだった。

 リリさんがどんな顔してるか分からないけれど、部屋に冷たい空気が充満しているのだけは分かる。


「えっと、ダメ、ですよね?」

 僕は恐る恐る片目を開けた。

「そ、そうだな。登場人物ではなく自分の思いを表現しても小説にはならんな」

「いやだって、リリさんが僕のペンになるとか言うから……。その時点で僕の仕事ないじゃないですか」

「ふむ、設定に縛られたと言いたいわけだな」

「はい、まあそうですけど……。ごめんなさい! 言い訳です」

「いや、設定に気が回っただけよしとするわ。それより、その、ペンでなく彼女というのは、そのう」

「え、なんです? よく聞こえません」

「な、なんでも――」


 ぐーる、る、るーー!


 その時、自称美少女のリリさんのお腹が鳴った。


「あの、ちょっと聞いてもいいですかね?」

「なな、なんだ? 言ってみろマスター」

「その、僕のことマスターって呼んでくれるわりにずっと上から目線なのは置いとくとして、もしかしてリリさん、バッテリーが切れそうになるとお腹が鳴るように出来てます?」

「なに言ってる。活動限界になれば胸の谷間の赤ランプが点滅するに決まっているだろう」

「え!? 胸の谷間が光るんですか?」

「んきゃっ! こら。そんな食い気味に乗り出してくるな。男性恐怖症になりそうだ。冗談に決まっておるだろ」

「ご、ごめんなさい。その、あの、やっぱりなんでもないです」

「そんなにテレんでよい。健全な男子高校生なら当然の反応だ。私はこのとおりの美少女だからな。この豊満な胸部に見とれるのはしかたないと言えるだろう」


 リリさんが胸に手を当てると、その手がどこにも引っかからずにスッと下に落ちた。


「あっ……」

「おや?」

 時間が停止したみたいな間。

 階下にある鳩時計がぽっぽと鳴いた。


「な、なんじゃこりゃー!」

「ど、どうしたんですか!?」

「どうもこうもあるか! 私の豊満なバストが消えた」

 リリさんはパニックになって、胸を寄せ集めて必死に谷間を作ろうとしながら叫んだ。


「消えたって。電源アダプターとかと一緒に同梱されてないんですか?」

「私のバディをその辺の家電商品と一緒にするな!」

「ちっちゃいものだと電池と一緒に発砲スチロールの裏とかに張り付いてたりしますよ」

「ちっちゃくない! ちっちゃくないもん!」

 と叫びながら両手両足でシャドーボクシングを始めるリリさん。なんかキャラ変わってません?


「家庭用のお掃除ロボだって電源アダプターぐらい同梱されてますよ。バッテリーが切れそうになると自動で充電ステーションに帰還するんです。あれいつまででも見てられますよね。リリさんなら充電ステーションはガラスの靴なんかどうですか? 美脚だし。絶対映えますって」

「……。そんな『うまいこと言ってやった』みたいな顔するな。手モミしても家電メーカーは高校生の思いつきにお金なんか払わないぞ」

「ちぇっ」



「でも思い切って小説書いてみてよかったです。読む側から書く側になるのはめちゃくちゃ勇気がいるんですよ。マンガやアニメが好きで、本を読むのも好きだったけど、やっぱ読んだ人が感動できるような話が作りたいなって。まだPVも少ないけど、自分が作る世界はでっかいんだぞって胸を張れるようになりたいです」

「うむ、よく言った。大志を抱く少年の力になると約束しよう。だが、まずは」

「ゴクリ、ま、まずは?」

「食べ物をくれ」


 僕は机の下に隠していたカップ麺をリリさんに作ってあげた。

 リリさんは細くて長い指でお箸を器用に使って食べたのだが、どうやら猫舌らしく「あち、あち」と言いながら足をばたつかせ、そのたびに見えそうになるパンツを、いや実際には見えてたのだけど指摘するのはやめておいた。だって言っちゃったらもう見えな、いや、見て見ぬフリをするのがレディに対する礼儀だと僕は思うのだ。

 まあそうやって小一時間ばかり、まるで子供のように一生懸命食べるリリさんの愛らしい仕草を、僕はありがたく鑑賞させていただいたのだった。



「うむ、ごちそうさま。それでは早速始めようではないか。まずは、そうだな、感受性トレーニングじゃ」

「か、感受性!? なんかエッチな奴ですか?」

「まずは状況を設定するからアドリブで演技してみろ。いや、ムリに演技しようとしなくていいから感じたままを言葉にすればよい」

「なっ……スルーされた……のか?」

「お前のボケに付き合っていると話が進まんからな」

「やっぱり!」


 リリさんは僕を立たせて自分は一歩下がった。うつむいてワンピースの前をつかんでモジモジしはじめる。

「あの、もしかしてトイレ、ですか?」

 反応がない。またスルーされたにしても黙っているなんておかしい。居心地が悪くなり、顔を覗こうと膝を曲げたとたん、リリさんが叫んだ。

「す、すすす、好きです! 付き合ってください!」

「ええ!? ちょっと、リリさん急になに……」

 そうだ。さっきリリさんはアドリブで演技しろと言った。これはある設定された状況の中で役柄を演じるロールプレイという奴だ。

 リリさんはまるで、憧れの先輩への思いをつのらせ、思い悩んだ末に勇気を出して告白した後輩の女の子に見えた。

 だとすると、僕は告白された先輩。

 彼女の思い、どころか、彼女の存在すら初めて知ったかもしれない先輩だ。

 そんな自分に告白してくれた女の子に対して、いったい何を言えばいいんだ?


『ムリに演技しようとしなくていいから感じたままを言葉にすればよい』


 リリさんの言葉がプレイバックした。

 そうだ、僕に演技なんかどうせムリ。だったら思いのたけを言葉にすればいい。


「あの、あ、ありがとう」

「うぅっ」

 急に顔をくしゃくしゃにして泣き出しそうになるリリさん。断られる流れだと思ったのだろうか。

「あっ、違う! 違うよ。ただ、その、嬉しくて。僕なんかに好きって言ってくれて、嬉しかったんだ。だって僕、休み時間はいつも本を読んでるような奴だろ? クラスじゃみんな僕のこと、暗くてやる気のない奴だって思ってるよ」

 否定するように首を振りながら、僕の方に手を伸ばすリリさん。その手は震えていて、あと一歩で触れるというところできて、また引っ込んでしまう。

 僕は続けた。

「だから、そんな僕を見てくれる人がいたんだって思っただけで嬉しい。僕はね、いつも一人だった。いや、ちゃんと親はいるよ。だけど僕の言葉は通じなかった……」

 僕は次に何を言っていいか分からず口ごもった。そんな僕にリリさんが助け舟を出してくれる。

「……実は宇宙人、だったとか?」

 リリさんが言葉を絞り出すように言った。黙っているのに耐えられなくなって、緊張をほぐすために必死に話しているようにも見える。

「あはは、そうだったら面白いね。でもほんと、そうだね。周りのみんなが言ってることはわかる。でもなんか僕は人とちょっと違う気がするんだ。その小さな違和感が積み重なって、いつの間にか、ぼっちって作られていくんだよ」

「……うん」

 リリさんはこぼれる涙を拭こうともしないで僕を見守っている。その存在すべてで、僕に『泣いてもいいんだよ。思っていることを全部言っていいんだよ』と言っている気がした。

「でもね! 見つけたんだ。自分の言葉を伝える方法。お話を書いて、僕の書いたお話でみんなを楽しませるんだ。そうすれば、僕も彼らの一員だって証明になるだろ。僕は宇宙人じゃないって。分かってるよ、僕はまだ駆け出しだって。だけどリリさん!」

 僕の声が大きかったのか、それとも急に名前を呼ばれたことに驚いたのか、リリさんが一歩下がる。僕はそんなリリさんの手を強く握った。

「リリさんがいてくれたら、いや、僕は一人でもがんばろうと思ってるけど、でもリリさんがいてくれたらもっと頑張れる。だから、本当は僕が言いたいんだよ、その言葉。僕と……僕と……」

 リリさんは最初驚いた顔をしていたけれど、次第に落ち着いた顔になり、僕の次の言葉を待ってくれているみたいだった。

 その表情が僕に次の言葉を続ける勇気をくれる。


「僕と、付き――」


 その時、リリさんの背中の方でピピピという電子音が鳴った。リリさんが僕に握られていた手を抜いて、涙をぬぐいながら言った。

「ちょっと、ごめんなさい。電話みたい」

 リリさんは僕に背中を向けて部屋の隅に歩いて行った。


 最後の言葉を言いそこなった僕は、その場に置き去りにされる。

 は、恥ずかしい。こんな時に電話とか、なんて間の悪い。

 というか、どうしてこんなことに?

 ただのロールプレイだったはずなのに、なんで僕はリリさんに告白まがいのことをしてしまったんだろう。

 でもリリさんも、その流れを望んでくれていた気がする。

 あのまま行ったら、もしかしてキスとかしちゃってたのかな?


 両手で顔を覆ってモジモジしていると、リリさんの声が聞こえてきた。


「え!? そんな。だって私も……ここが私の居場所だって。え? ええ、そう、ですか、はい。わかりました」


 電話を持たずに電話していたリリさんが振り返った。さっき拭ったはずの涙が、なぜか頬をつたって流れていた。


「それじゃあ、次は別れの場面ね」

「ええ、そんな! 告白の場面が終わってないし。それに、別れの場面の前にデートの場面とかいろいろやることありますよね?」

「いいから! 私の言う通りにして!」

 すごい剣幕で怒られた。長い髪がふわっと揺れて、涙のしずくが部屋の床に落ちた。僕はそれをキレイだと思った。


 意を決してリリさんと向き合ったとき、今度は家の電話が鳴った。僕は電話を取りに部屋を出て、もどってくるとリリさんに言った。


「別れの場面、演技じゃないんですね」


 電話はリリさんを送ってきた会社からだった。間違って荷物を送ってしまったのですぐに業者を回収に向かわせるという。

 本来、実力のある作家のみに送られるはずの編集ロボを、手違いで僕のところに送ってしまったというのが真相らしい。


 リリさんは僕の言葉を無言で肯定し、体を寄せてきた。僕はリリさんの華奢な体を拒絶するように両手で押し戻す。

 するとリリさんはバランスを崩して後ろに倒れそうになった。それを僕は思わず手を伸ばして支える。

 握ってしまった手を、僕はまた振り払う。


 頭の中はぐちゃぐちゃだった。

 放したくない。顔も見たくない。

 抱きしめたい。突き放したい。

 好きって言いたい。ヒドイ言葉を投げつけて嫌われたい。

 キスしたい。何もかもなかったことにしたい。

 矛盾した思いが溢れすぎて何も言葉にできなかった。



 結局、別れの場面のロールプレイは出来ずじまい。僕らは貴重な最後の時間のほとんどを何も言わずに過ごした。

 僕はリリさんを箱に戻してスイッチを切らなければいけないのに、その瞬間のことを思うと体が動かなかった。


 リリさんが立ち上がって部屋を出て行った。

 きっとこんな情けない僕に愛想を尽かし、一緒にいるのがいたたまれなくなってしまったのだろう。


 このままじゃいけない!

 最後くらい、男らしく見栄を張らなきゃ。

 一人でもちゃんとやっていける。

 離れていても、脳内リリさんと一緒に作品を書いて、いつかきっとリリさんを取り戻す。

 そう伝えるんだ。



 それは不意打ちだった。

 いつの間にか部屋に戻ってきたリリさんは、僕の顔を両手で挟んで振り向かせると、口に含んだ微炭酸ジュースを口移しで僕に流し込んだ。


「ん! んん」

 僕はあんまり驚いたので、マンガで感電した人がするような姿勢で固まってしまった。

「どう? 落ち着いた?」

「こ、こんなの。落ち着くわけないじゃないですか!」

「う、うん。バカなことしちゃったね。うん、なんで、かな、私にも理解できない」

 仕掛けた方のリリさんの方が落ち着きがないように見える。真っ赤な顔であたふたしているリリさんは可愛かった。

「あの、」

「なんだ」

「おかわり、してもいいですか」

「じゃあこのジュースがなくなるまでね」

「はい、残された時間ずっと」

「ふふ、そんなに? それだと、君のお腹がたぷんたぷんになっちゃうぞ」

「いいです。リリさんの思い出でいっぱいにしてください」


 いつの間にかリリさんの口調が変わっていたことも、僕は全然気づかなかった。

 ただ、いっぱいになっていく胸とお腹に気づきながら、口移しでたくさん飲ませてもらうなら微炭酸ジュースじゃなくてただの水の方が良かったと、かすかに考えていた気がする。



 その日の夜、約束の時間通りに宅配業者のお兄さんがやってきた。

 僕は再梱包されたリリさんの入ったダンボールを見送りながら、必ず皆を楽しませる作品を書くと誓ったのだった。


「きっと、リリさんを取り戻してみせます」

 僕はリリさんのスイッチを切る前に、胸を張ってそう言うことが出来た。



 その後、僕の作品にはリリさんと過ごした時間が活きるようになった。出会いと別れをたった数時間に凝縮した、あの密度の濃い時間。


 作品はただの真似じゃなくなった。


 それから夜中に目を覚ますとリリさんの幻を見るようになった。

 リリさんは僕が行き詰っているときや調子に乗っているときに現れては、優しいアドバイスや毒舌という愛のムチを与え続けてくれた。


 僕が一人前になって本物のリリさんを取り返したのは、それからずっと後になってからだったけど。

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