開いて、息をのみました。そのあと、淡々とつぶやかれる「僕」の視点に引き込まれていきました。
本作は『夢喰い』と称される怪物が存在する世界で、『夢術』を使う少年がそれらと戦っていくストーリーです。独特な世界観や良く練られた設定は、見ていて飽きる事はありません。特に戦闘描写は俊逸で、同時に描かれる人間模様も素晴らしい。皆さんも是非御一読ください!
個人的には各人物の思いや関係性に魅せられました。難しいところもありましたが読み進めるにつれて物語に入り込んでいきました。複雑な思いや関係性を是非ともその目で確かめてください。
文明が滅び、新たな文明が作られたが、そこには暗い影が落ちる。夢喰いと呼ばれる化け物が人を襲う世の中。風磨は夢術を使い、単独で夢喰いを狩っていた。そんな時に凪という人物に会い、戦いを挑むが彼の夢術に力及ばず負けてしまう。目覚めた風磨は、凪が束ねている桜庭見廻隊に連れてこられ、彼らの仲間になることに…!?戦闘描写に緊迫感があり、夢術と呼ばれる異能力の戦闘もカッコいいです!個々の個性も去ることながら、深いバックボーンもあり読みごたえがあります!是非、ご一読を!