第4話

成坂は電車で地図に書いたある

場所に向かった

しばらく経つと電車が止まり

電車を降りてバスに乗った 

成坂はバスの窓から

外の景色を見た

道路は整備されておらず

道にはゴミが散乱していた

その様子を見た時成坂は

この地域の治安が良くないと感じた

バスを降り印のついた場所に

向かうと途中成坂は道を走っている

中年の男性と肩がぶつかった

中年男性はあぶねえぞと

大声で怒鳴り散らし

その場を去っていった

成坂は普通はぶつかったら

自分が悪くなくても謝るのが

マナーだろうと思ったが揉めそうなので

追いかけるのはやめた

成坂は気分を切り替えて歩き

指定された場所にたどり着いた

するとそこは洞窟だった

成坂が不思議そうに洞窟を見ていると

2人の老夫婦が成坂に話しかけ

そこに行くのは辞めておけ

まだ4月だか今日までに21人の人間が

この洞窟で行方不明になったんだ

成坂は老夫婦の言葉を信じられなかった

スマホを見ると今日は4月22日

朝警官の訪問があり気がつけば

不気味な洞窟に立っている

この異常な状態に成坂は戸惑いを

隠さなかった

すると成坂のスマホが突然鳴り始めた

電話の相手は江戸山で

江戸山は成坂がスマホの充電器を

病室に忘れていることを報告した

成坂はあ〜ありがとうと

少しぎこちない返しをして

江戸山は何かあったのか心配そうな

声で聞いてきた

成坂は少し体調が悪くてなと言う

嘘を言って無用な心配をかけまいとした

江戸山はそうかお大事にと言って

電話を切った

成坂は先輩の言葉を思いだした

困っている時に1人で抱え込むこと

成坂はやってしまったと後悔して

スマホをポケットに入れた

未熟者は危険に近づくと言うが

まさに今の成坂は危険な洞窟に

近づき入ろうとしている

俺はまだまだ弱いと思いながら

足を進め洞窟の入り口に入った

老夫婦は待てもし入るんなら

これを持っていけ洞窟は暗い

灯りがいるだろうと言って

成坂にランタンを渡してきた

老夫婦はランタンに火をつけ

気をつけるんだぞ

危ないと思ったら戻ってこいよと

成坂に強く警告をした

成坂はお気遣いありがとうございます

必ず生きて戻ってきますと答え

洞窟の中に入って行った

洞窟は思っていた以上に静かで

冷たい風が吹いていた

成坂は洞窟を真っ直ぐに歩き

洞窟の真ん中らにたどり着いた

すると光る目が成坂を睨み

大きな口が成坂に襲いかかった

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ツリグスの宴会 シガラキゴンタ @SSkepq

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