第3話

成坂が中学生2年生の時

学校の校舎である先輩と話していた

その先輩は色黒の肌でイカつい

見た目をした坊主男の先輩で

学校の教師をぶん殴り

高校を退学になっていた

退学当日先輩は成坂にある話しをした

成坂俺の父親は昔鳶職をしてたんだ

それでよく俺に言ってたのは

未熟者ほど危険に近づくと言ってたよ

俺が思う未熟者の定義は三つある

一つは問題起きた時自分1人で

解決しようとする者

二つ問題に向き合わず感情を乱し

激怒する者

三つ問題から目を背けてひたすら

逃げ出す者

この三つが未熟者の定義だ

あくまで俺の感想だがな

まず問題が起きた時自分1人で

抱え込み解決しようとする者は

1番厄介だもしチームで動いている時は

団結が大事なのに1人で突っ走り

問題を大きくする行動力があるのと

何も考えず行動するのは全く違うだろう

1人で解決できない問題が起こった時は

友達や家族または知り合いに助けを求めろ

助けを求めるのは恥ではない勇気だ

二つ問題に向き合わず感情を乱し

激怒する者は最悪だ

そんなことをしていると

何が問題だったのかも分からなくなる

俺はその二つ目だったからな

自分の家族を教師に馬鹿にされて

怒りを抑えることが出来なかった

退学処分は妥当だそれだけでの

ことをしたからなそしてこの性格は

治らないと思っている

三つ目問題から目を背けてひたすら

逃げ出す者

本来逃げ出すことはそんなに

悪いことではない

ひたすら逃げ出すのは悪いだけだ

問題を放置していても解決する訳

ではない保留にしているだけだ

それでは問題は解決できない

これは一つ目と同じになるんだが

問題を解決したいと思うなら一歩だけ

踏み出してみろそしてどうしても

解決できない時はみんなに頼れ

困っている時に手を貸してくれない

奴は本当の友達とは言えないぞ

そんなことを言って先輩は手を振り

学校を去ったそれから1年以上

先輩とは会っていない

成坂は好奇心から朝行方不明になった

楽倉の家に来ていた

楽倉の家は二階建てでかなり

大きな家である

成坂は家の使用人に楽倉の行方を

聞いてみた使用人は大きく首を振って

困り果てていた

成坂は使用人にお茶をご馳走して貰い

笑顔で家を出たすると

楽倉家の庭である女性と目が合った

その女性は成坂に近づいてきて

成坂に久しぶりだなまあ座れと

言って成坂を座らせた

彼女は楽倉の姉であり

学校で有名なヤンキーだ

名前は楽倉蘭華

金髪でロング髪の女の子である

蘭華はここに来たってことは

美玲を探すのに協力してくれって

ことで良いんだよな

蘭華は成坂に聞いた

成坂はえっとあの

と口籠ったが

蘭華は良いんだよなと威圧するように

言った成坂はたまらず

ええそうですと答えてしまった

成坂は周りから何かを頼まれた時に

断ることが出来ないのだ

その性格の為中学生の時よく周りから

からかわれていた

蘭華は笑みを浮かべ

じゃあここに行け今日中にな

戻ったら私に報告しろよ

と言って成坂に印がついた

地図を渡し家に入った

成坂は後悔しながら地図を

見て印のついた場所に向かった

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