■　主な登場人物 - 第６のネフィリム　～あたし巨大ヒーローっス！～（Kitabon）

　巨大（きょだい）七光（ひかり）

　（主人公　１９歳　女性　１４９センチ）

　　胸が大きい。艶ある黒髪はさらさら。肩に触れるくらいのショート。延びるのが速い後ろのひと房を三つ編み。瞳は漆黒。瞳孔は藍。やや吊り目。標準的に太めの眉は、おもしろがってるようによく動く。手は体のわりに大きめで、銃のあつかいは隊内一。体術が得意。

　対人外生物異物（ホスクラド）対処班（フリート）職員。ハーフ異星人。巨大ヒーロー母から因子を引き継ぐ。

　者星ハヤト

　（フリート隊員　元警官　警部補　２４歳　一人称：僕）

　生真面目。融通がきかない。２３区ではない市の生まれ。４人家族で、変哲のないマンション住まい。柔道二段。剣道二段。逮捕術（犯人鎮圧の総合格闘技）

　カツを児童保護に基づいて、チンピラから引き離す。

　カツ（地の文表記：KATU）

　５５キロの１５５cmのやせ型な発育不全。首が細い。髪は黒だが角度によってシルバーに光る。長い前髪に隠れた瞳は大きな黒。感情が乏しい。暑さ寒さにやや鈍感。汗をよくかく。喉が渇きやすい。牛乳と乳製品に目がない。標語・ことわざ。耳学問で覚えたよくわからない例え言葉を使う。チンピラの使いッパシリ。戸籍なし。字もあまり読めない。言葉はたどたどしい。

　正体は、６６００万年前、ユカタン半島に衝突した小惑星チチュルブ・クレーター（推定直径10-15km）

・対人外生物異物（ホスクラド）対処班（フリート）

　倭沢平蔵

　（対処班局長　３２歳　一人称：私）

　フリートの長だからフリーター。子供からそう呼ばれて嘆く。髪をかくクセ。黒縁メガネのイケメン。仕草のすべてが女性のため息を呼ぶ。相崎善行とは中学時代からの友人。彼のススメで、ホスクラドフリート設立の法案を通す。自ら初代班長に就任。隕石集中地帯（テイアゾーン）ができると世界のどこであろうと勤勉に視察する。巨大は顔にだけ反応。

　雁刃先（かりばざき）七輝（ほくと）

　（事務次官・班長補佐　一人称：私）

１６年前、フェニックス一発目の隕石の生命体。旅行で落下地点で遭った人間を取り込み、成りすましてる。見た目は美人秘書。優秀な事務次官でもある。

ＬＧＢＴ（性的マイノリティ）　セクシュアルマイノリティ（性的少数者）

　相崎善行

　（チーフ　元自衛官１尉　３２歳　一人称：俺）

　陸上自衛官幹部（３佐）から異動。特撮大好きで、御決まり事が大好き。隕石生物（メテオクリーチャー）対策組織を作るよう倭沢平蔵に働きかけ実現。組織、防具、制服、装備、武器、補給命令系統等、法案のほとんどが相崎の素案。異星人防衛隊をつくれば隊員の中にヒーローが紛れ込むと信じていた。

　射妻エリカ

　（サブチーフ　元警察官　警部補　２７歳　一人称：わたし）

　冷静沈着なクールビューティ。浮足気味の相崎を冷徹にフォロー。高学歴でスキのない美人。祖父からならった書は個展を開くほど達筆。２００のフォントを手書きでこなし、表計算ソフト制作する図解も早い。結婚願望と男性の理想像が高い。婚活歴５年。紙への執着がすさまじい。

　卯川玄作

　（２７歳　元海上自衛官三尉）

　眼鏡。まわしが似合いそうな相撲取り体型。気の良い兄貴分。海上勤務を嫌う海の男。者星や巨大にとって良き相談役。誰にでもため口で言葉がわるい

　恵桐万丈

　（元警察官　巡査部長　２５歳）

　射妻エリカが狙っていた元部下。頭がキレ、現場での対処能力は抜群。相崎や隊員たちがもっとも頼りにする。ロン毛。無口。

　結婚して子供ができたばかり。目下、定時で帰宅が信条。

　・　サラ　ポルトガル2世の奥さん

　　　ブロンド巨乳　ラテン系の血筋　底抜けに明るい

　・　アリサ　　娘

　香暁（こうづき）沙也加（さやか）

　（新人23歳）

　　JAXA（宇宙航空研究開発機構）　宇宙科学研究所勤務の２年目。長い金髪。よくみると赤目。祖母が欧州のクォーター。バックヤードから補充。念願だった現場隊員に張り切る。機転はきくが状況に流されやすい。

　馬宿詩斬（ばやどしきる）

　（バックヤードチーフ）

美しいハスキートーン

　月島正司

　（チンピラ　３４歳）

　暴力団にはいる度胸がない一匹狼を気取るチンピラ。短気で暴力的。女好きだが浮気はしない一度に愛す女はひとり。いま一緒に住んでるのは記憶がたしかなら１３人目。日銭稼ぎで、殺し以外はなんでもする。盗みぽん引き、密漁、畑荒らし、タレコミも。

　前かがみでアゴを突き出し、常に威嚇姿勢。顔色と目つきが悪い。口も汚い。性格は単純で人が良く、騙されやすい。兄貴分”笠川”を盲目的に慕う。カツを月島なりにかわいがってる。

　斉木かおり

　（カツの元母（姉）分　２５歳）

　塾の講師とスナックホステスを掛け持ち。化粧気があまりないが隠せない色気。身持ちは硬い。カツを歳の離れた弟か息子のように感じてる。姉さんとよばせてるが「母さん呼びでもいいわよ」と。大の牛乳好き。

　笠川

　（新興組織”あんぶれら”社長）

　白スーツに黒シャツ。それに黒ネクタイなのに水玉のネッカチーフ。なんの主張かは不明なファッションに包まれた、しもぶくれの小さなオッサン。ネッカチーフには、ポテチ柄、パンダ柄、入道雲柄ほか、バリエーションがある。ネッカチーフは、心の安定剤で、精神的な記憶媒体。指でなぞった言葉は二度と忘れない。

　リフォーム業が本業。会社は黒を基調としたオフィス。カフェの機能を併せて居心地がいい。巨大異星人（ユーテネス）や隕石生物（メテオクリーチャー）の被害で、少しだけ壊れた家屋やビルを安く買いたたいてリフォーム販売する手法を思いつく。金になる”異物”でも粗稼ぎだ。反社をビジネスと割り切る。巨大家とも取引がある。