第4話 適職診断
「いらっしゃい、風花さん」
誰かが光の中で言う。
「私はこの世界での職業を決めるものです」
はいそうですか。
「いくつかの質問に答えてください…体力に自信はありますか?」
「いいえ」
「趣味、特技は何ですか?」
「楽器の演奏です」
「例えばどんな?」
「ピアノ…あとフルート、トランペット…」
「わかりました」
目の前に文字が浮かぶ。なんだこの文字?
アルファベットっぽいけど…
「大丈夫ですよ。この世界の文字は転生者なら読めますから」
早く言え。
それは本当だった。文字の意味は分かる。
『あなたは、【吟遊詩人】です』
…でしょうね。
『あなたのこの世界での名は…』
え、名前まで決められるの? 考えてみれば当たり前か。中世ヨーロッパ風の世界に漢字の名前はおかしいもんね。
さて、私の名前は…
『フルーリー・スノー』
へー
『では、行ってらっしゃい‼️』
「え、ちょ、急〜」
辺りが闇に包まれ、私の体は洗濯機の中の洗濯物の様に回転する。
誰か、助け…て……
日帰り異世界転生 ~戦闘系がいないだと!?~ @lkjhgfdsamnae
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。日帰り異世界転生 ~戦闘系がいないだと!?~の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます