一人の少女から女性への気持ちの移ろいがお見事!

作者様の作り出す雰囲気が光る作品です!
身近にはいないけど巷にはいそうな人物達によるあり得なくもない展開。暗いようで、でも明るい。絶妙なバランスで紡がれています!
この作品に対するレビューではありませんが、作者様が例えば現実離れしたファンタジー世界を描くとしたらどういう世界観になるだろうかと思うところです。

はじめ読んだ時は、純真なままでいたくない少女が出来心で足を踏み入れてしまって後悔した話かと思っていたのですが、逆に、あくまで自分の気持ちに正直でいようとした、つまり天真であろうとした少女→女性の物語かもと考えが変わりました。天真から変わろうとした、天真であろうとした。どちらでも天真には至っていないという風に捉えれば、だからこの物語がテンシ日記なんじゃないかと考察したりしました(作者様には一切確認していませんがw)。
すぐ読み終わってしまうことが惜しいような気持ちになる作品です。ぜひご一読ください!

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