運命づけられた全滅の危機を回避したパーティ。
──その対価として支払った代償の重さに、仲間たちの精神は徐々に蝕まれ、やがてはその負荷に耐えられなくなり、病んでいく。
全滅との危機的状況から緊迫感のある展開と心理描写が巧みに描かれています。
登場キャラクターたちの絶望と葛藤がリアルに伝わってくるため、読み手、登場人物たちの苦悩と再生への模索する姿に引き込まれ、やがて感動を得るに併せて、登場人物たちの心理状況などを思わず考えてしまうとの余韻が残ります。
タイトル通りダーク系の物語なので、好みの人にはドンピシャって感じで大ハマりします。