第11話 二人の想い、永遠の恋人〜転校先は不良(ヤンキー)校!?
「じゃあな!」
「ほな、また!」
私達は別れた。
「優人…大丈夫?重くない?」
「大丈夫だよ〜。体鍛えてるし〜、良い運動になるから気にしないで〜」
「本当?」
「うん。本当」
私は家まで送ってもらう。
「ありがとう」
「いいえ〜。じゃあね〜」
「うん…」
私達は別れ始める。
「あ、そうだ。希美」
「何?」
グイッと引き寄せるとキスをした。
「………………」
「本当は…キスだけじゃ止まらないくらいだけど…楽しみは取っておかな……」
私はキスをした。
「…希美…」
「…良いよ…」
「えっ?」
「…優人なら……でも…色気ないか……ボロボロだし…」
「色気あるとかないとか関係ないよ。好きな人なら…そんなの関係ないから」
「…優人…」
再びキスをし、ゆっくりと唇を下へ下へと這わしていく。
「ま…待って…ここ…外……」
「知ってるよ…だけど…興奮してくるんじゃない?」
ドキン
見つめ合う私達。
同級生とは思えない、男の対応に胸がざわつく。
そんな中、優人の手が下に伸びてくると、下着の中に大きい手が入ってくると私の身体に触れた。
ビクッ
「…そんな顔されたら…もっと触れたくなる…でも…やっぱり…お預けしようかな?」
「こんな時まで意地悪しないでよ…」
「息上がってるよ…希美…」
キスをされる。
「家の人は?」
「分かんない…」
「…俺ん家行く?」
「えっ?」
「誰もいないよ」
「…でも…」
「…じゃあ…俺ん家来て」
「優人…」
そして私は優人の家に行く事にし、一先ず優人の洋服を借りた。
「やっぱ…洋服…大きいね?」
「大きいよ〜、男モノだし〜。だけど、可愛いよ。ぎゅうってしたくなる♪」
「えっ…?」
そう言うと、キスをする。
「本当に良いの?」
「うん…あのまま別れたくなかったから」
「そっか…俺と同じ気持ちだったんだね。俺も別れたくないと思っていたから」
「…優人…」
私達は抱きしめ合う。
何度も唇を交わす。
「怖くなったら言って…止めるから」
「ううん…何度も挑戦して…優人と1つになりたいから…」
「…希美…可愛いすぎだよ…」
「えっ…?」
普段の優人から想像もつかない可愛い優人が見え隠れしている。
男だったり、男の子だったりコロコロ変わる優人の表情や鍛え上げられた身体がセクシー過ぎていや…色っぽい?同級生とは思えない身体に私の胸がざわつく。
私達はお互いの事を気遣いながらも、熱を上げる身体が恥ずかしいくらいにお互いの吐息が洩れる。
「…希美…ちょっと我慢して…」
「…えっ…?」
私の両肩に手をかけ、グッと力を込めると、そのまま静かにゆっくりと首筋に顔を埋めながら小さな吐息と共に身体の中にゆっくりと熱が貫いていく。
「……っ…」
「…希美…良く頑張りました」
「…優人…」
優人はキスをし、私は優人に抱きつき、私達は1つになる。
初めては痛いって言うけど、優人も私の痛みを気にしてか、いつになく優しく気遣ってくれていた。
「…希美…遅くなったけど好きだよ…」
「優人…うん…私も…好き…ねえ…優人…」
「何?」
「…優人…今も習い事…してる?ていうか…始めた?の間違いかな?」
「…習い事は…ずっとしてたよ…」
「えっ!?」
「…そして…幼い頃の写真は、今…目の前にいる俺…」
ドキン
「…えっ…?」
「あの時は違うって言ったけど…まだ…明かしたくなかったから…」
「そうだったんだ…優人…だったんだね」
「そうだよ。嘘ついてごめんね〜」
「ううん大丈夫。これからも宜しくね。優人♪」
「こちらこそ♪」
私達の付き合いはこれからだよね♪
〜 E N D 〜
転校先は不良(ヤンキー)校!?③〜吉良 優人 編〜 ハル @haru4649
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