156 2024年1月5日(金) UFOがやって来た

 遅まきながら・・・皆様、明けましておめでとうございます。


 能登の地震や羽田空港の事故で、大変な年明けになってしまいました。被災された方には心よりお見舞いを申し上げます。そして、一刻も早い復旧を祈念しております。


 さて、皆様はどのようなお正月を迎えられたでしょうか?


 で、ここで、いつもの口調に戻りますよぉ・・・


 実は今日の話は、昨年の年末に僕が実際に体験したことで・・・当初、ここには書かないつもりでいた。それどころか、妻以外の誰にも話さないつもりでいたのだ。


 だが、考えが変わった。皆様にお話しすることに意味があるのかもしれないってね・・・


 こういう話だ。


 ご存じのように、一昨年から昨年にかけて、僕は白血病で入退院を繰り返していた。退院しているときには、体力回復のためによく散歩に出かけた。そんなとき、僕は周囲の景色をスマホで動画に撮っていたのだ。その動画は、散歩から帰って、SNSににしてアップロードした。非公開なので、僕以外は見ることが出来ない。つまり、SNSを個人的なアルバム代わりに使っていたのだ。


 どうして、そんなことをするのかと言うと・・・僕の場合、一回の入院期間が1ケ月以上と長かったので・・・入院中に外の景色がたまらなく恋しくなる時があったのだ。特に僕は病室から出ることを固く禁止されていたので、入院中はどうしても『散歩するときの景色』といった『外で普段見る何でもない風景』に憧れるようになった。


 それで、病院のベッドに寝ていながら、スマホで簡単に『外で普段見る何でもない風景』を見ることが出来るようにと思って、退院時に、散歩に出た時の風景を動画に撮ってSNSにアップしておいたのだ。そして、入院中に外の景色が恋しくなったときには、その動画をスマホで見ていたというわけだ。自分だけが見る目的なので、非公開で充分なのだ。


 以前、この日記の中で、伊勢神宮の揺拝所で撮った動画が消えていたという話を書いたが(81 11月30日(水) 神様が怒った)・・・あのときも、実はこのようにSNSにアップする動画を撮影していたのだ。

https://kakuyomu.jp/works/16816927862654115962/episodes/16817330650139463297


 こうして、動画の撮影は入院時の対策だったのだが・・・だが、そのうち、動画を撮るということ自体が面白くなってきた。それで、入院治療が終わって自宅療養に移行しても、僕は動画を撮り続けていたのだ。


 特に昨年の夏に数千円で簡易のカメラを買ってからは、散歩だけでなく、ときおりベランダにそのカメラを置いて、外の景色を撮影している。


 数千円の簡易カメラといっても、バカにしてはいけない。今はカメラの性能が格段に進歩していて・・・そんな安いカメラでも、4K画質のきれいな動画が簡単に撮れるのだ。


 で、去年の年末のことだ。その日はたまたま僕の誕生日だった。


 夕焼けの動画を撮ろうと思って、僕はその安いカメラをベランダにセットしておいたのだ。動画は2分ごとに切り替わるようにしておいた。つまり、2分間撮影するといったん動画が終了し、新しい動画の撮影がまた2分間始まるのだ。1時間続けて撮影すると、2分間の動画が30本できるというわけだ。


 日が沈んでから、カメラをベランダから回収して、僕はパソコンで撮影した動画を見てみたのだ。きれいな夕焼けが写っていた。夕焼けの動画の後には、真っ暗な空が写った動画が続いていた。僕は何げなくその『真っ暗な空が写った動画』の中の一つを再生してみた。


 すると・・・奇妙なものが写っていた。


 そんなに高くない空(たぶん地面から数十mの上空)に・・・

 真っ暗な虚空が写っているのだが・・・

 真っ暗な空の中に突然、光の点が現れて・・・

 それが、赤、ピンク、緑、黄、青というように、さまざまな色の光に変わりながら・・・

 ちょうど、ひらがなの『つ』という字を書くように動いて・・・

 消えたのだ。。。


 光が現れて消えるまで、ほんの1秒ほどの時間だった。あまりにも短時間なので、おそらく光の出現に気づいた人は誰もいないだろうと思われた。


 僕は最初は何かの光が反射したのだろうと思った。でも、よく考えたら、何もない虚空だ。よく晴れていて、雲もなかった。そんな空で、光が何かに反射するはずはない。では飛行機だろうかとも思ったが、僕はすぐにその考えを打ち消した。飛行機が・・・ひらがなの『つ』という字を書くように動いて消える・・・そんな動きをするはずはないのだ。


 では、何だろう?と思った。不思議な光だった。


 僕は『動画編集ソフト』を持っている。『動画編集ソフト』には、撮影した動画を『0.1秒ごとの静止画』に分解できる機能がついている。それで、さっそく、その動画を『0.1秒ごとの静止画』に分解してみたのだ。


 すると、

 静止画には・・・

 光は1.1秒という短い時間だけ写っていて(つまり、『0.1秒ごとの静止画』の中の11枚に謎の光が写っていて)・・・

 しかも、動画で見た『動いた鮮明な光』の他にも『ぼんやりした光』も写っていて・・・


 それらの全ての光を総合すると・・・

 どうも真っ暗な虚空に、大きな『乗り物のようなもの』が浮かんでいて・・・

 その『乗り物のようなもの』の側面には多くの『四角い窓』のようなものがあって・・・

 その『四角い窓』が、左から右に順次さまざまな色に光っては消灯していって(これが『動いた鮮明な光』だった)・・・

 その光が、ひらがなの『つ』の字を書くように移動していって・・・

 最後は『ぼんやりした光』も含めた、すべての光が一瞬にして消えた・・・

 ということが分かった。


 ここで初めて、僕はUFOだと思った。


 以前、この日記に書いたが、僕は小さいときに、夜空に『☆型をしたUFOのようなもの』が光って浮かんでいるのを見たことがあった。そういえば、あの『☆型をしたUFOのようなもの』も、ひらがなの『つ』の字を左右逆にしたような軌跡を描いて・・・消えたんだ(69 6月27日(月) 星が消えた話)。

https://kakuyomu.jp/works/16816927862654115962/episodes/16817139556019702984


 ただ、あのときは、数秒の間の出来事で、今回よりは長かった。また、光も『☆型』をしていて、今回とは形が違っていた。


 だから今回はあのときとは違うUFOだと思うのだが、何故かひらがなの『つ』の字のような光の動きが似ているといえば似ているのだ。


 まあ、『☆型をしたUFOのようなもの』の話は置いておいて(笑)・・・それから僕は、その日に撮った他の動画ももれなく調べてみた。しかし、奇妙な光が写っていたのは、その1つだけだった。


 不思議なことがあるものだと僕は思った。


 UFOではなく、僕の行動にだ。


 さっき書いたように、僕が・・・、その動画に奇妙な光が写っていたのだ。このとき、僕は全ての動画を再生してみる気は毛頭なかった。何げなく、多くの動画の中にある一つをたまたま再生してみただけなのだ。


 だから、僕が再生した動画に光が写っていなかったら、僕はそれ以上、他の動画を再生することはなく・・・結局、奇妙な光が写った動画を見ることはなかったのだ。


 カメラの容量には限度があるので、容量が一杯になったら、古い動画は新しい動画で上書きされるようになっている。このため、光が写っている動画はこの後、再生されることなく、消えていったはずなのだ。つまり、その日、僕がその動画をたまたま見なければ、僕もそんなものが写っているとは知ることもなかったのだ。


 多くの動画の中から、たまたま選んだ動画に、その光が写っていた・・・

 それで、僕は、そんな光を撮影したことを知ることが出来た・・・

 しかも、ボクの誕生日にだ・・・


 果たして、これは偶然なのだろうか?


 僕は偶然ではないような気がするのだ。


 何度も過去に書いたものを引用して申し訳ないが、僕には『偶然は必然だ』と思える経験がたくさんあって(『白血病になっちゃいました』、第37話『予知』って超能力?)・・・

https://kakuyomu.jp/works/16816700429102468154/episodes/16816927859229458678 


 だから、今回の出来事も『偶然』ではなく『必然』のように思えるのだ。


 つまり、ひょっとしたら、UFOが何かのメッセージを伝えに来たのかもしれないってね。。。


 それに、

 僕の誕生日に・・・

 UFOが何かのメッセージを伝えに来てくれて・・・

 その動画を僕が見るように仕向けてくれた・・・

 と考えると、とってもロマンがあるよね!


 冒頭に書いたように、僕はこの話を妻以外にする気はなかったのだが(だって、話しても信じられる話ではないのだ)・・・


 しかし、ひょっとしたらUFOは、僕がこの話を日記に書くことも計算に入れて、僕の前に姿を現してくれたたのでは?と思い直した。


 そして、これが『必然』だとしたら、皆様にお話しすることにも何か意味があるかもしれないとも思ったのだ。


 それで、今日この日記でお話するわけだよ。。。


(註)

 動画を切り取った静止画を近況ノートに載せようかどうしようかと迷いましたが・・・光が現れた場所が、宮内庁が管理しているある古墳の上空でもあるので、こういった静止画像をwebに掲載していいのかどうか判断が付きませんでした。

 そのため、掲載は止めておきますね。。。

 また、このお話は予告なく削除するかもしれません。

 何卒、ご了承をお願い致します。

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